非学歴エリート [Kindle]

著者 :
  • 飛鳥新社
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  • ■「個」として動かなければ自己成長しない。
    「なりたい自分とはなにか」「そのために、この場所でできることはないか」を考えて会社で働く意思が大事。原則としては、自分の得意なことに精一杯の努力を、そして不得意なことに費やす努力は最低限に。
    「あの人、なにができるんだっけ?」で評価されるのであって、「あの人、なにができないんだっけ?」なんて話にはならない。失敗するにしても成功するにしても、自分の関与する割合が大きいほうが面白い。
    周りに流されるままに動く受け身の人たちを「浮遊層」と呼ぶのが面白い。

    ■他人のアドバイスは参考にならない
    取り巻く環境や生きている時代が違うし、その時代や会社の勢力の問題が大きい。
    著者がキャリア指導のプロに自己の信念を否定されたエピソードは面白い。固定観念があるならば、それを自分で壊してパイオニアになればよい。

    ■努力のモチベーション
    努力は「チャンスが巡ってきたときに、それをつかむための準備」 っていうのが良い。
    ただ、やってみてダメだったものは手を引くのは大事で、基本となるセンス・教養がないもの、興味が持てないものは続かない。目標があって、それに必要な知識として資格取得を検討する。実務上の要請と自分の学習のベクトルのマッチング。学歴や資格によって仕事が本質的に有利になることはない。ただ、話のネタや自己のマインドが改善されるという看板としての意味合いがある。
    著者が学生時代に港区の高級住宅街のピザ屋でバイトをして金持ちの家の中を見たり、話をして実際のイメージを膨らませてモチベーションを高めたエピソードも面白い。

    ■習慣
    習慣はそれ自体が非常に強力な武器で、一日サボれば、その武器がなくなるぐらいの気持ちで取り組む。自分の中で優先順位を決めて、そこから逆算して二四時間の使い方を決める。
    勝つまでやり抜く「勝ちグセ」
    途中であきらめる「負けグセ」

    他にも英語の勉強法について、著者が実践していた手法の詳細が記載されている。はじめは精神論、根性論だけの本かと思ったが、全体として読み手側の疑問など引っ掛かりのフォロー部分があるので読みやすかった。文章からモチベーションが高まる表現が用いられている気がした。

  • 低学歴を自称する著者が、スタートアップからキャリアをスタートさせた人生を逆転させた秘訣を紹介している。
    改めて読んでみると、おそらくはコンプレックスを原動力に、仕事と座学を行き来しながら計画的に自分を高めてたからこそ高みに辿り着かれたのだという、これまでにない気づきを得られた。学びながらセルフプロデュースすることに年齢は関係ないはずだと思わせられた。

  • 読まなくてもよかったかな

  • 自分がどうなりたいかを考え、それに向かって努力、行動する。まわりなんか気にしない。大事なのは常に自分がどうありたいか。

  • 若い時に読めたらより良かったかも。
    若いころ情熱(エネルギー)を無駄に消費させていました。この本読んでいればもっと世の中と未来の自分を意識して努力すべきことに努力して、違う選択ができていたかもしれない、と思います。
    英語の取り組みも参考になりました。英語の勉強をはじめたところなので取り入れたいと思います。

    ちなみにこれだけできて学歴なんて関係ないのでは?と思えるのに学歴を意識したようなタイトルなのは逆に違和感を感じました。

  • ・組織に頼らず、「個」としての自分の成長を意識
    ・自分がなりたい姿を描き、正しい努力をする

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著者プロフィール

安井 元康(やすい・もとやす)
MCJ社長。1978年東京生まれ。都立三田高校、明治学院大学国際学部卒業後、2001年にGDH(現ゴンゾ)に入社。2002年に株式会社エムシージェイ(現MCJ)に転職し、同社のIPO実務責任者として東証への上場を達成、26歳で同社執行役員経営企画室長(グループCFO)に就任。その後、ケンブリッジ大学大学院に私費留学しMBAを取得。帰国後は経営共創基盤(IGPI)に参画。さまざまな業種における成長戦略や再生計画の立案・実行に従事。同社在職中に、ぴあ執行役員(管理部門担当)として2年間事業構造改革の他、金融庁非常勤職員等、社外でも活躍。2016年にMCJに復帰、2017年より同社社長兼COO。2014年より東洋経済オンラインで「非学歴エリートの熱血キャリア相談」を連載中。著書に『極端のすすめ』(草思社)、『非学歴エリート』『下剋上転職』(ともに飛鳥新社)、『99・9%の人間関係はいらない』(中公新書ラクレ)などがある。

「2021年 『「学歴なんて関係ない」はやっぱり正しい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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