- Amazon.co.jp ・電子書籍 (208ページ)
感想・レビュー・書評
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社会学の入門にプラスしてあまりにも難解な“補遺”を加えてある本。見田宗介さんの文章を読み進めようかと思ったが、補遺で脱落した。一から十までわからないことが書いてある。
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とてつもなく旅したい衝動に駆られた。自分たちの社会を確認するときは離れてみないと全体が見えない、ということを鏡で自分の全身を見る時に例えている表現がとてもしっくりきた。今すぐバックパッカーでもして世界を自分の目で見てきたいと純粋に思った。そのためにも早くコロナ収束してくれ。
インドのコモリン岬で少年たちと出会った体験も非常に興味深かった。深い渕に間違って入り込まないように教えてくれたまっすぐな瞳の少年たちが、その後、スマトラ沖大地震で500人以上の生命を救った漁民たちに成長していたとは。感動的なコラムだった。こういう出会いがあるから旅は面白い。 -
【目的】
社会学的思考方法を身につけたい
【構造】
① 近代・現代社会の特質と問題
② 日本における近代・現代社会の特徴と、そこを生きる人のあり方、関係、ものの見方
③ 近代・現代社会の歴史上の位置付け・意味・問題
を論じている。本書を読むことで
A 社会学することの本質
B 理論のフレームワークと考え方
C 人と社会の様々なあり方の全体像
が掴めるようになっている。
【感想】
交響響圏とルール圏の話が、自分の問題意識にヒットした。
他者の両義性:
・生きることの意味の感覚。あらゆる喜びと感動の源泉
・生きることの不幸と制約のほとんどのことの源泉
「近しい人々」と、生の喜びと感動を分かち合いつつも、同時に、「近しくない人々」とは、お互いに(生の喜びと感動を分かち合うことを妨げないと言う意味で)尊重しながら、共に生きていく社会を構築する。
全てをゲマインシャフト的に覆い尽くすのは無理。失敗例が多数。ジョン・レノンの「Imagine」はあくまで、Imaginationの産物なのである。 -
見田社会学のエッセンスを圧縮した入門書。
1、鏡の中の現代社会
2、魔のない世界
3、夢の時代と虚構の時代
4、愛の変容 自我の変容
5、二千年の黙示録
6、現代社会はどこに向かうか