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感想・レビュー・書評
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読書は【他の人の考えを自分の頭に入れること】とは考えたことがなかった
確かにそうだ
だからこそ、本は慎重に選ばなければならない
時間の効果的な使い方にもあった
【本はつまらなかったら読むのを止めろ】
時間のムダ、頭を使うののムダだと
「2度続けて読む」というのも目からウロコ
確かに、1度目には気づかなかったことを、2度目に気づくことはままある
ただそれも【良い本】ということが大前提
古典を少々持ち上げ過ぎかな、とは感じた
でも、いつの時代もほとんどが【使い捨て文学】で、そのうちの0.01%くらいが【古典】として生き残っていくんだろうなぁ
例えば日本の20世紀なら誰だろう?
司馬遼太郎、池波正太郎、谷川俊太郎……って全部自分の好きな作家やんか!www
漫画なら、手塚治虫、萩尾望都 (^^;;;
音楽なら、Beatles は確実に残る!
それにしても、ショーペンハウアーせんせいのドイツ語愛がすさまじくて、火傷しそうでした~~~
いや、確実に火傷したぜぃ……
心、ヒリヒリ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みまくれー!ってタイプの本かと思いきや、「多読は悪」のスタイルだった。言ってることは分かる。「俺は沢山読んだからこんなに賢いんだぜ」とのたまわる輩にはなりたくないが、これだけ情報の鮮度維持が大変な時代、外部記憶(=書籍)を頼るのは致し方ない、とも思う。
作者は、「実体験に勝るもの無し」で、小説を死ぬほどこき下ろしているが、個人的には他人の脳を覗き見てる気がして悪くない、とも思う。
ただし、唯一子供育て方にはFully Agreeかな。知識が出来上がる(論理)の前に直観(実体験)で物事を見極めるべき、というのはその通りだなあ。大人になると、論理だけで判断することも増えるから。子供のときくらいは直観で動いた方が良いやな。
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自己の思想の泉の停滞した時のみ、読書するようにしなければならぬ。思想の流れの停滞することは、実際最良の頭脳においても、十分しばしばあることである。これに反して書籍を手にせんがために自己の思想を追い払うのは精霊に対する罪悪である。
自分の思索と思想の連結とによって、非常に骨を折りかつ長い時を費やして考えだした心理や見解が、ある書を開けばすでにちゃんとできているのを、容易く見つけ得たであろうようなものたることが折々あるが、そういう場合でも、この真理または見解は自分の思索で得たものであるから、その価値は百倍でもある。
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