- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988111247728
感想・レビュー・書評
-
ピエール・ニネの妖艶な美しさ。
ポスターを見てヒトメボレ。
ただ美しいだけじゃなくて、天才の抱えている孤独と退廃もにじみ出ているようなポスターのビジュアルから、映画の内容もしっかりしたものなのだろうという期待があった。
そして、その期待は裏切られなかった。
思った以上に、ニネのイヴは美しかった。
透き通るように美しい白い肌。大きな瞳、長いまつげ。細い首から喉仏にかけてのライン。
スーツの着こなしも素敵。
公私にわたるパートナー、ピエール役のギョーム・ガリエンヌも素敵。男性同士のラブシーンがごく自然で、男女のそれと全然変わらない感じに映るのは、演出もさることながら、やっぱりこの二人だから美しく見せられたのかなとも思う。
イヴを見つめるピエールの眼差しは、いつでも深い慈愛に満ちている。
イヴが愛人を作って遊び歩いても、ひたらすら献身的に彼を支えるピエールには惚れ惚れしてしまう。
ピエールがいなかったら、いかにイヴが天才だとはいえ、ビジネスでの成功は難しかっただろう。二人の出会いは運命的なものだったのだなあと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天才の孤独と悲しみ、商売のできる凡人の、天才に対する愛と羨望。
若いころのイヴは美と快楽を求め、ピエールはイヴにどちらも提供できないけれど、ただただ場所を作り、ブランドと彼を支えた。
話としてまとまりにかけるが、まあそれは実話に基づいているのだからしかたない。
イヴ役の俳優がとても美しい。 -
キレイ…!!!!
-
イヴの、イヴ役の美しさと、イヴサンローランのコレクションの数々だけで鳥肌モノ。最後のコレクションはぞわーっとした。美しくて静けさがより美しさを磨き上げていて、ゾッとする。
-
華やかなショーとイヴの孤独との対比が良かった。
イヴ・サンローランについての映画を観ると、もっと美に対してどん欲にならなければとか感性を磨こうとか思わせられる。 -
愛の物語だった。近代から現代へ向かっていく、この時代はいいな。
-
イヴ・サンローランと、その支援者、恋人であるピエール・ベルジェとの関係を題材に物語が進む。見終わった後で、ネットで実際のイヴ・サンローランの写真を見ると、映画の主人公と見た目はそっくりであり、おそらく仕草や性格の特徴も良くトレースされていると思われる。そのような主人公の個性的な仕草が面白い。洋服以外に、劇中の音楽もフランス性なのかとてもおしゃれであった。
-
ピエールに対して「かれを愛してる」「でも生涯の男は君だ」って言ったところ泣ける。
人と人の関係は、人一人より難しい。