プラチナタウン (祥伝社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 地方だから提供できる価値について改めて参考となった。
    今回の本の題材にあった、高齢者向けのタウンは、以下の3つが地域の強みとなった展開となっていた。

    1.土地が安いこと
    2.土地が余っており大規模で集中したサービス提供できること(スケールメリット出せること)
    この2つがあると、コスト優位の付加価値を作り出せること?
    3.東京から3時間程度で来れて、1時間くらいで中核都市に行けるのであれば、適度に都会は味わえること。(交通の便が良くなった日本ではかなり多い気がする)

    特に2の発想はあまりなかったので今後の参考にしよう。

    もちろん、実在のビジネスではないので、これがあったからうまくいくということではないし、この小説が発表された2008年から15年経過しているけど、これと近いことはちょっと調べた限りは出てきてないこと見ると、多分これに加えて、

    ・財政破綻の危機感
    ・首長の能力
    ・民間企業のタイミング
    ・まとまった企業用地

    など、いろいろな要素が合わさらないと実現しない話なんだろうな。

  • ちょっとできすぎの展開。業界人として、そんな簡単にはいかないよなあ、と思ってしまいました。政治の裏側や仕事の進め方などはいろいろおもしろいのですが、会社員をしているものにとっては、目新しい感じはなかったです。

  • V字回復的なビジネス小説のようなフィクション。非常に読みやすいのだが、ハラハラドキドキ感は少ない。エンタメとしてはもう少し事件を起こして欲しかった。
    Kindle unlimited

  • 商社の部長が、巨額の負債を抱えた地元東北の町の町長になる。使われない箱モノに人件費、しかし公務員は減らせない。起死回生案は、工場用に整地した空き地に、高齢者・施設職員の居住棟・ショッピングモールを併設した街を誘致すること。

    登場人物、状況、アイデアもプランも行動や数値も具体的で、日本の状況にも合っていると思えます。木曜殺人クラブみたいに、実現してもよさそうなのに。

  • ベストセラー1位

    鋭い社会分析と卓抜のアイデアで評判を呼び、WOWOWでもドラマ化された傑作小説が待望の電子化!

  • ベタな話なんだけど、勧善懲悪な感じでスッキリよかった。
    本当にこのプラチナタウンに出てくるような、老人を集めたまちみたいなのがあったら、本当に魅力的なんじゃないかと思う。
    地方でね。自然の豊かな。地方自治体は考えないのかなー。いいと思うな。私も老後住みたいよ。

著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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