- Amazon.co.jp ・電子書籍 (263ページ)
感想・レビュー・書評
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ヤバイ経済学を書いた著者「スティーブン・レヴィット」による3作目。
”インセンティブ”を用いて、経済学的視点で様々な問題を解決するといった内容。
実例を元にしたデータも数多く盛り込まれているので信頼性がありますし、切り口もなかなか新しいので読み物としても楽しめました。
本書の中で度々出てくる”フリーク思考”はどのような場面でも使える万能的な抽象化の思考法なので、取り入れていきたい思考法です。
しかし、一度読んだだけで
「実践に落とし込む」にはどうも難しく感じる印象を受けたので☆3とします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「PKを蹴る方向も、人生の選択も、国の政策もすべてバイアスをゼロにして考えろ。世界23か国、シリーズ750万部突破のベストセラー」
帯文句の通り、シリーズ3作目も機知に富む語り口で世の中の思いがけない事象を経済学的に分析して見せます。ちょっとした知的思考実験が楽しめます。
指摘されて改めてなるほどと思う点も多々あり勉強になります。例えば、PKではゴールのド真ん中に蹴り込むと成功率が高いデータがあるのになぜみんなやらないのか!?
「自分の不幸の責任をなすりつける外的要因が何もない時こそ自殺者が増える。この説に立てば、なぜ視力を取り戻した人の自殺願望が高いのか、貧困層ではなく生活に困っていない青少年の方が自殺率が高いかを説明できる」(P50)
また、第6章での、環境汚染を防ぐための「炭素クレジット」が逆に炭素排出量を増大させた事例は、本書の説の有効性を示す好例です。
第7章はちょっとした読み物としても楽しめる内容となっています。 -
最も言いづらい3語はアイラブユーではなくアイドンノー!
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私も日本人なのか、第3章から熱くなった。
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案外、つまらん。
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世界はインセンティブで回っている
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「つまり望ましくない行動を正当化しているわけだ。」
何かがうまくいっているからといって、何もかもうまくできるわけじゃない。ーこれはハロー効果と似た考えだ。一つ突出した才能があれば、全分野において優れていると思われる。たとえば、恋人がいるだけで、その人物は魅力的に見えるだろ?
脳が限界を決める。その脳をうまく騙せば、自分が思っている以上の結果を出せる。脳が騙されるとは、つまり、自分が騙されている状態だ。これは1人でもできる。少しずつ自分に暗示をかけていくのだ。言葉の持つ力はすごい。
当たり付き銀行預金。これの考えは私も昔に思いついた。そして今でもいい考えだと思っている。いかに多くの資金を、長く預けてもらえるかが重要だ。
寄付の話は勉強になった。無駄な郵便代金を削られる。そして、3つの選択肢の提示が、対象者に当該案内についてより深く覚えてもらえる要因になりうるだろう。 -
自分が普段考えないようなことを理論的に考えていて、個人的には教育に関することはあまり内容として含まれていなかったが、人格形成や性格面での見直しという面では学びを多く得られることができたかなと感じた。特に印象的だったのは「やめる」ということの大切さでというところで、日本人はやめることに対して比較的抵抗があるイメージがあって、自分もやめることには少し抵抗があるので、この本でやめることは悪いことではないと知って、自分にとって悪い影響を与えるようなことはやめようと思った。何事も原点に戻って思考することが大切なんだなということがわかった。
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
・あんまりパッとしない感じだったような...。
【目次】