adlibさんの感想
2015年6月11日
── ゲーテ/上妻 純一郎&澤西 健・訳 《若きウェルテルの悩み 1774‥‥ 20150209 古典教養文庫》Kindle http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B00TEPGHKE ……「『ヴェルテル』が出ると、」とゲーテはいった、「早速イタリア 語の翻訳がミラノで出たよ。ところが、じきに初版全部が一冊残らず売 り切れてしまった。司教が手を廻して、教区にいる聖職者たちに全数を 買占めさせたというわけさ。私は腹も立たなかったね。それどころか、 『ヴェルテル』がカトリックにとって悪書であるといち早く見抜くよう な具眼の士のいることを知って/感服せざるをえなかったよ。 ── エッカーマン《ゲーテとの対話(中)19681216 岩波文庫》P092 http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003240928 …… ウェルテル効果(Werther effect)とは、マスメディアの報道に 影響されて自殺が増える事象を指す。これを実証した社会学者が命名。 Phillips, David P. 19‥‥‥ America 19‥‥‥ ? /(Wikipedia) http://d.hatena.ne.jp/adlib/19550604 感じること/吾/花辛夷 (20150611) ナポレオンの愛読書 …… 読書が好きだった。しかし、飽きっぽい性格のため読破した本は ほとんどなく、妻のジョゼフィーヌに、毎晩読んでもらうのが日課だっ た。ただしゲーテの『若きウェルテルの悩み』だけは例外で、生涯に 7度も自分で読んでいる。また読書の仕方も独特で、気に入ったと感じた 本を読むと、一冊ノートに要約、感想などを書いていて内容をものにし ていた。逆に最初の数ページを読んで読むに値しない本はすぐ捨ててい た(状況によっては馬車の外へ)。セントヘレナでも本を読んでおり、 3000冊もの書庫があった(Wikipedia)。 https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3&ao=a (20190310)
1749年ドイツ・フランクフルトに生まれる。小説「若きウェルテルの悩み」などにより疾風怒濤(文学革新運動)期の代表的存在となる。政治、美術研究、自然科学研究の分野でも活躍。他作品に戯曲「ファウスト」「エグモント」小説「ウィルヘルム=マイスター」「親和力」自伝「詩と真実」「イタリア紀行」詩集「西東詩篇」などがある。1832年没。 「2021年 『ゲーテショートセレクション 魔法つかいの弟子』 で使われていた紹介文から引用しています。」