だから仏教は面白い!後編 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 仏教の原点に少し触れることができた気がする。

  • 悟りについて、非常にわかりやすい。実践する気は起きないが、知識としてもっと深めたい

  • 後半の話題はいよいよ『悟り』です。ブッタが言った悟りは、多くの日本人が思っている「完璧な人格の完成」とは無関係という事が理解出来ました。
    悟りに至る具体的なステップを定義した手順も用意されており、実際に多くの人が悟りを得ていた、という事実は興味深いですね。

  • 釈尊が説かれた仏教、根本仏教とか原始仏教とかいわれているが、その真髄を分かりやすく解説する。

  • 引き続きアンリミテッドで読了。知識だけではダメな点は、読書一般で言えること。さて、どこで実践しようか…

  • 自我が脳が自動的に生み出す幻想だと分かれば、そんなものに振り回されるのが実にバカバカしいと思えてくる。これが分かれば自我から自由になれる。
    涅槃の場所がちゃんと用意されていて、生でも死でもない状態で苦から解放されてそこに居れるというのは喜ばしい。

  • ・12/13 読了.実際の悟り・解脱の瞬間がどうなのかわからないけど、突然やってくるというのはなんとなくそうなのかなと納得.別にこの人は大乗仏教を否定したくて、あるいは小乗仏教派だからといってこの本でこう主張してるわけではないような気がする.あくまで釈迦はこういう教えを説いたのではないかと解説してるだけのように見えるんだけど.その証拠にどちらがいい悪いの問題とも、どう違うという解説ともしていないでしょ.無我の意味と輪廻でたまった煩悩の意味も分かったような気がする.

  • 仏教の基本がわかりやすく書かれているが、仏教は歴史が長い分奥が深い。この本だけでは十分な理解は得られない。

  • 著者は専門家(僧侶でも宗教学徒でも)ではないらしい。初めは、原始仏教の解説書かと。


    【目次】
    第五章 「世界」を終わらせるということ
    「悟り」について
    仏教の問題領域
    「無記」の理由
    「世界」とは何か
    「世界」を終わらせるということ
    「世界」が終われば「苦」も終わる
    なぜ我執が形而上学的な認識に繋がるのか
    「世界の終わり」に行く方法

    第六章 仏教の実践
    仏教における「行」の意義
    「考える」だけでは悟れない
    認知を転換するための具体的な方法
    なぜ「無記」だったのか
    この講義の「使用法」
    戒・定・慧の三学
    なぜ定が必要なのか
    智慧の意義
    気づき(マインドフルネス)の実践
    なぜ「放逸は死の道」なのか

    第七章 「悟り」はあるかないか問題
    「智慧」とは何か
    現代日本には、なぜ「悟る」人が少ないのか
    解脱は「人格の完成」ではない
    決定的で明白な実存の転換
    解脱するのは難しい
    「ただ気づき続けている」という以外のこと
    世間と涅槃の「二元論」
    聖者として「苦」を知ること
    実践と「自由な選択の余地」

    第8章 『仏教思想のゼロポイント』へ
    全体のまとめ
    『仏教思想のゼロポイント』へ
    むすび

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著者プロフィール

1979年、千葉県生まれ。著述・翻訳家。東京大学文学部思想文化学科卒業(哲学専攻)、同大学院人文社会系研究科博士課程満期退学(インド哲学・仏教学専攻)。2010年以降はミャンマーやタイに居住し、現地にてテーラワーダ(上座部)仏教の教理と実践を学ぶ。著書に『仏教思想のゼロポイント』(新潮社)、『講義ライブ だから仏教は面白い!』(講談社+α文庫)、訳書にウ・ジョーティカ『自由への旅』(新潮社)などがある。

「2018年 『感じて、ゆるす仏教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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