- Amazon.co.jp ・電子書籍 (392ページ)
感想・レビュー・書評
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仕事を失い、派遣先でもしくじり、どうにもならなくなった男がやむにやまれず、闇サイトを知る。そこで出会ったものと「大きなこと」をしたあげく、犯人に仕立て上げられる。陳腐な出だしに思えたストーリーだったが、途中からテンポアップし、予想外の展開をしていき、一気に最後まで読むことができた。
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初めて読んだ作家さんですが、達者ですね。
そして、うまいだけでなく、登場人物への愛が感じられます。
500ページくらい文庫であったけど、一気読みだった。
ほんとの犯人探しは、ちょっと冗長だったかな。
他の作品も読んでみたい。 -
部屋も仕事も失った仁は闇の掲示板で「大きなこと」を一緒にする仲間を募るが、殺人犯の汚名をきせられてしまう。驚愕の真犯人は?二五歳にもなって日雇い仕事すら失い、「大きなことをするため」闇の掲示板で四人の仲間を募った仁は、軽井沢で起きた放火殺人の汚名を着せられてしまう。なぜ俺を嵌めた? 信じられるのは誰なんだ? 手探りで真犯人を探す仁、闇世界の住人たち、追う刑事。物語は二転三転し、慟哭の真相へと向かっていく。
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人生をやり直すために闇サイトで知った押し込み強盗のつもりが殺人の容疑者に!
設定はありきたりだが、ストーリー展開はスピード感があって良い。最後の種明かしも合格点。 -
社会派ミステリー作家だと思うけどこの人。でもこれはハードボイルドな感じで、いい意味でふつうに冒険ミステリーだった。最後の以外は展開は読めなかったので普通に驚かされた。おもしろかった。
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サクサク。サクサク。とにかくあっと言う間に読了。
全体的に暗い内容で、結末はかなりハード。
闇サイトと犯罪。 -
この人のこれまでの作品には、今一つもの足りなさを感じていたが、これはいいと思った。奇をてらったような内容はなく、むしろ地味な作品だと思うけれど、これまでにないような深みがあると感じた。ミステリーとしての意外性もそこそこあるし、楽しめる作品になっていると思う。