シャイニング(下) (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2020.5.20
    キングが映画版シャイニングを認めていない理由がなんとなく分かる。映画版は映画版で素晴らしいけれど、わたしはこの小説版の繊細な感じの方が好きだ。

    ジャックが自我と闘いながらも取り込まれていく姿は恐ろしいながらも切ないな。
    終盤、ダニーと3階でのやり取りでジャックが自分を制しようとしたところは、映画版ではとても考えられない。笑

    ハローランがちゃんと活躍してて嬉しかった。
    映画みたいにすぐ死んで、なんで来たのか分かんない感じにならなくてよかった。


    メモ
    下巻始めの方でエレベーターが勝手に動き出して家族が恐怖するシーンと、
    ジャックがバーでパーティーを楽しむシーンがお気に入り。

  • 映画見て、ドクタースリープも読み切ってからの感想

    ・キューブリックなんでほんとハローラン殺してしまったの???
    ・映画版で謎だった犬男の答えが結構えぐく感じた(なんとなくだけどキングって邪悪なものはとことん邪悪に書くよね)
    ・他の作品はまだ読んでないからわからないけど、悪がとにかく悪な分、主人公たちがいわゆる「彼らにもこんな事情があるんだ!」って敵みたいな中身になってる印象
    ・キューブリックの動く生垣の代わりに巨大迷路の改変はとても良いし、恐らく児童遊園の姿を見ることはなかった子供の代わりに双子ちゃん足したのもほんと天才だと思う
    ・だけどなぜアルコール依存症の父親のことを描写してくれなかったのか
    ・どうして父親が最後正気一瞬戻す姿を描いてくれなかったのか
    ・おかげで映画版ドクタースリープのラストがやりきれない
    ・とにかく映画を見た人、もしくはこれから見る人もちゃんとドクタースリープまで読んでほしい
    ・依存症へ立ち向かう人と、その家族の物語
    ・ジャック・トランスは頑張ったんだ、ただあのホテルに行く運命になってしまったことだけがサイアクだったんだ

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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