アンダー・ザ・ドーム(4) (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  街を覆った「ドーム」はエイリアンの悪ガキどもがいたずら遊びで作ったものだと(幻で)判明(>_<)。
    「こんなことやめてちょうだい」と(幻で)懇願したらやめてくれました(ドーム消失)、ってオチ......オイオイ(´ε`;)…

     まるで小中学生が考えたようなアイディア&ストーリーなのに、文章(特に人物描写)だけはプラチナ級という極めて歪な作品(>_<)
     ネットでたまに「3歳児のいたずら書きをアーティストのお父さんがリファインして美麗なイラストに仕立て直してみました」って作品例が上がってるけど、あれを自作自演でやってみたって感じですね(>_<)
     素人作家が今どきこんなプロット持ち込んでもオッケー出す出版社なんかどこにもないだろう(>_<)
    (エイリアンネタってとこもカブるし)「トミーノッカーズ」以来のトンデモオチ作品だった(>_<)
    (こういうのアメリカ人の感覚だとオッケーなものなのかな?とずっと不思議に思ってたんだけど、最近(残念オチで終わった)アニメの海外感想板で『俺たちガッカリオチならキングで慣れっこになってるから、これくらいぜんぜん平気だぜ』てな書き込みを見て、ああやっぱどこの人でもキング作品に関する感想は同じなんだな〜、とちょっとばかりホッとした)

     ガスボンベ爆発による町崩壊のカタストロフ描写はさすがキングだなって感銘を受けた。ああいうのは「IT」のデリー洪水あたりからもう、キングのお家芸。見事としか言いようのない超絶的な手腕。
     ほんと(何度も繰り返すけど)文章力は百年に一人クラスの逸品なのに、描くもの(特にオチ)がこんなってのがただただ不思議でならない......(´ε`;)ウーン…

     まあ、本作の場合オチだけでなく各所にご都合主義が相当に目立つし、(悪役が至極あっさり死んでいくとか)雑な展開が非常に多く、失敗作とまではいかないもののキング諸作の中でも平均以下のレベルであったことは間違いなく......(´ε`;)ウーン…

     ブックオフ中古でいつまでたってもこの第4巻だけ入手できぬため電子版を正価897円で購入したわけだけど(中古紙本版まで併せると4冊合計で1227円か)、それに見合うだけの価値があったかどうかははなはだ疑問(>_<)
     はっきし言って時間(長いから相当にかかった)のムダだった、かも......(´ε`;)ウーン…
    2024/01/29
    #4873

     

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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