- Amazon.co.jp ・電子書籍 (195ページ)
感想・レビュー・書評
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会長島耕作が、農業に取り組むという話であったので、読み始めた。
島耕作が、大町久美子と結婚していた。万亀秘書を連れているが、意味不明。
この秘書の役割はなんだろうか?飯食べのお手伝い?会長が食事しているのに、その店で満腹になって、昼寝するってあり。いかにも緊張感のなさに驚く。全体として、タップリ系が好きなのか。
第4巻は、農業は出ずに、水産業だった。日本の水産政策が、あまりにも近視眼的すぎるのは、大きな問題で、小さな魚などもとって乱獲を許しているというのは、よくないなぁ。
日本の鯖が美味しく無くなっているという理由がわかった。ノルウェーの水産政策を学ぶべきだ。
その中で、近畿大学のクロマグロ養殖は画期的でもある。
近畿大学初代総長世耕弘一が、「海を耕し、海産物を生産しなければ日本の未来はない」と1970年にクロマグロ養殖が始まり、2002年に完全養殖ができた。実に32年もかけた息の長い事業。そして、豊田通商がパートナーとなって事業を安定化させる。これは、面白い。
加治一明副大臣による集団自衛権の説明について、かなり力を入れ、素晴らしいと褒めているのは、弘兼憲史の政治的スタンスが明らかになった。なんじゃそれという感じだ。
何れにしても、同盟国と言っているが、全く対等ではない。治外法権のアメリカ基地があり、そして経費負担もしている。アメリカの支配下にある日本の集団自衛権は、「行使できる」と「行使する」とは違うというのは、無理だね。日の本くんの物語は、集団自衛権とかなりずれている。中近東の戦争に、日本が加わるのは、自衛権を逸脱している。
島耕作の経団連脱退も、突然。資金が年間60億円もあるのか。すごいなぁ。
それにしても、会長島耕作は、内容がかなり空虚になっているね。 -
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