『羆嵐』以降、ヒグマ小説はひとつのジャンルになってるかもしれん…
これは展開が早いし文章も簡潔なので、読みやすくて面白かった〜
自然対人間の構図もはっきりしてる、括り罠とか山の禁忌を侵すやつは絶対罰が下るのよね…
(わかりやすすぎるというか出てきた瞬間にもう絶対こいつ食われるやろキャラおるけど、まあその手のフラグはパニック映画とかにもつきものなわけで…)
ヒグマ最後までしぶとくて怖い。重量感ある。臭そう。勝てる気がしない。
戦いの展開はカーチェイスあり爆発あり肉弾戦あり、アクションがこれでもかってくらい派手で迫力満点。
最後は思いもかけない方法でトドメ、っていうのも王道でとても好き。
あと白い個体(アルビノではなく)っていうのも上手いよなあ、すごい映像が浮かんで印象的だもん。
若い主人公とベテラン上司の関係性も良かったです。
人にもおすすめできるヒグマ小説でした。