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- / ISBN・EAN: 4582350662368
感想・レビュー・書評
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たけるん❤️眼鏡スキー
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街の中を疾走するエクストリームスポーツ「ストライド」にかける高校生モノ。
登場人物は「ストライド」中心で物事を考え、その考えにブレもなく、糖度も低め。
だがそれがいい。
物語の展開は金太郎飴で周回は若干面倒ですが
それぞれが悩み、仲間と協力し1つのモノにぶつかり
成長していく様子はちゃんと描けている分、楽しんでプレイ出来ました。 -
6人1チームで街を駆け抜けるエクストリームスポーツ『ストライド』。
これに魅せられた主人公と男子高校生達の青春模様を描く作品。
ビジュアルノベルやドラマCD・TVアニメなど様々なジャンルで展開されています。
出演声優陣も豪華。 -
藤原推し
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【主人公】
かつて動画で見た「方南高校のストライド」に憧れてはるばる北海道から上京した女子高校生。
”道産子”ちゃん。
可愛いものとストライドが大好きで、真っすぐで一生懸命、料理上手、かつ超天然ドジッ子属性。
お父さんはストライド業界の権威で「キング」と呼ばれる存在。
そのため、娘である主人公は揶揄も込めて「プリンセス」と呼ばれたり。
…ある意味これ以上ない乙女ゲーム的主人公。
しかしながら、「大好きなストライド」のはずなのに、きちんとストライドのルールを知らなかったり、ストライドというスポーツの要であるリレイショナーの存在を知らなかったり、と、とんでもないド天然かただのミーハー族か、な点も。
そういう意味では、せっかくの素直さが”短絡的”に映ってしまうのが残念かも。
【攻略対象】
●八神陸
⇒主人公と同じ一年生で、”ストライドの天才”な兄を持つブラコンキャラ。
明るく元気いっぱい!な純情キャラで、主人公に一目ぼれして突っ走るお調子者。
かなり序盤から「きみのために!」を強調してくる辺り、本当にお調子者。
●藤原尊
⇒主人公と同じ一年生で、幼い頃に陸・主人公と交わした約束を唯一律儀に覚えていて、方南ストライド部へ入部した健気さん。
クールで不器用なストライドバカで、終盤はかなり料理スキルも上昇。いい旦那さんになりそう。
足が速く、方南の一年エース。
●小日向穂積
⇒歩とともに、方南スト部のムードメーカーを務める2年生。
気遣い上手で女装もお手の物!(ただし本人は非常に嫌がっている)な可愛い系ポジション。
見た目の通り身軽で、ギミックを得意とする。
●支倉ヒース
⇒どっしりと構えていて仲間を引っ張ってくれる”縁の下の力持ち”なスト部の部長。
ファッションブランドやショップを手掛ける企業の社長を務める姉を持ち、度々モデルを請け負う為女性のリードや”かっこつけ”がとても上手。かっこいいのに高校生っぽくお馬鹿で、どこか可愛い印象も。
●久我恭介
⇒無口で無表情、悪い噂が付きまとう一見怖い3年生の先輩ながら、「ストライド」というスポーツの精神を表す人柄で非常に優しい。かっこいいことを素で言い・行うのに本人は結構無自覚というのがヒースとの違いであり、ミソ。
年長者らしい落ち着きが魅力です。
●諏訪怜治
⇒ストライドに学業、アイドル業、家業の日本舞踊と、4足の草鞋を履くスーパースター。
みんな「主人公の王子様」という意味ではそうだけれど、単体で「プリンス・オブ・ストライド」なら間違いなく怜治のこと。
言動もセリフも王子様らしく甘い。
【システム】
ノベルパート、シミュレーションパート、試合パートから構成。
9章構成、怜治以外は2種類のエンディング。
主軸は一本道なので一周すればスキップが多用できます。
<シミュレーションパート>
一日単位で「誰と練習を行うのか」を決定。…回数が多いので一週間単位とかしてもらえると遊びやすかったかも。
選択後の「●●くんと練習をした」というようなテキスト、も繰り返し先送りするのが結構なストレスなので、短縮するか自動送りできると良かったなぁ。
<試合パート>
セーブ不可。また、試合中はテキストが自動送りになるので、寝落ちが許されない仕様。
就寝前に遊ぶ身としてはこれが攻略に時間がかかった最大の理由かもしれないw(寝落ちしちゃうので、寝る前に遊べない、っていう)
また、選択肢がすべて時間制限付きになります。
他、ランナーがバトンタッチする瞬間のタイミング合わせゲームがあります。
キャラが充分に育っていないと目押しがつらい難易度になるので、陸・恭介攻略時は結構神経尖らせてました…。
・試合の評価Sでトロフィーあり
・色々なキャラを一緒に育成するとチームLVがあがりやすい
・チームレベル99でトロフィーあり
【ストーリー】
<<主軸>>
動画で見て感動した方南高校のストライドに憧れ、はるばる北海道から上京した高校生の主人公。
しかし、現在の方南高校ストライド部は廃部の危機にあった。
部員を集め、EOS優勝目指し一からスタートを切る主人公たちは、この夏、大きく成長することになる。
キャラクターの出会い、チームの芽生え、敗北、再スタート、合宿、固い絆の形成、勝利…と、しっかり部活動のつらさや楽しさ、それぞれの越えるべき壁や絆が描かれた内容で、青春詰めました!という感じ。
凝ったストーリーではないけれど、無理のない流れで楽しめます。
ただ、残念な面も。
対戦高校のキャラクターはどれも個性的ですが、絡むのが試合の場面のみ…なので、設定倒れっぽくなっているのが惜しい。
ラスボス(?)の花京院ですら、あまり接することがなく、淡々と試合が進むだけなので、キャラクターが感じている期待や興奮、不安、敬意、畏怖などが伝わりません。
それはつまり、「こんなすごい奴に勝てた!」という感動がいまひとつプレイヤーに伝わらないということで、プレイヤーも試合を頑張ってこなしたのに、キャラクターと同じ感動を味わうことができないのが残念。
かなり試合数も敵校の数も多い気がするので、もっと絞って作りこんだ方がよかったんじゃ…と思わなくもないかな…。
また、かなり金太郎飴感があるというか、構成上仕方ないんだけれども、意外にテキスト量があるし、スキップ不可な単純作業が多いので後半になればなるほど「飽きる」要因は多い気がする。
<<恋愛要素>>
いかんせん一部√を除き主人公が極めて鈍感なので恋愛要素は薄め。
基本的には彼から思われ、終盤になって初めて主人公が自分の気持に気付き、大会優勝後にひっつく、という展開が主です。
最後に結ばれているので無理な恋愛展開(いきなりキスとかw)はないし、最後に至るまでに長い時間を共に過ごし練習して壁を乗り越えたキャラクターたちなので絆が芽生えるのは自然というか、鴨田(兄)の言葉を借りるなら「好きになっちゃうでしょ」っていうのも当たり前な話かな、と。
展開は自然ですが、いまひとつ相手を意識するような、楽しくて心が躍るような恋愛イベントに乏しいのが玉にキズ。
恋愛らしい要素が終盤のキスのみなので、”微糖”(恋愛要素が薄い)と感じるのは致し方ないかも。
【感想】
やーーーーーっと終わった!というのが今の素直な気持ちです(笑)
前途したように、就寝前に遊べない仕様のためとにかく時間がかかった印象しかない(笑)
これが、某音楽乙女ゲームみたいに同時攻略できるとか、某乙女ゲームの金字塔みたいに一週間単位で行動を選択できるとか、ノベルゲームのようにサクサク進む作品であればもう少し攻略が楽だったんじゃないかな~と思ってしまう。
いまひとつ恋愛イベントにパンチがないのも痛手でした。
しかしながら、演出は巧いし、ぐっとくる場面も少なくないし、主題歌がとてもいい感じだし、何よりサブキャラが非常に魅力的です。(鴨田兄攻略したい)
プレイ順は陸から始めて怜治で〆るのが一番きれいですが、シナリオが一本道なので、気になるキャラは早めに攻略してしまった方がより楽しめるかもしれません。 -
「ここ最近で面白かったえろげ教えて」と言われて、これを挙げる可能性あるくらいに面白かったです。えろげじゃなければギャルゲでもなく、乙女ゲーです。
乙女ゲーではあるけど、恋愛描写よりも『目指せEOS優勝!』がメインになっているので男性でもプレイしやすいと思います。感覚的には恋愛ゲームやってるより、スポーツモノのノベルを読んでる感覚の方が、もしかしたら近いかもしれない。
内容は各キャラ(他校含む)のストライドへの思い、チームとしての成長、そして仲間への思いに満ちてます。アニメでは主に西星が主人公の学校以外では掘られていましたが、原作では他校もしっかりと描写されてます。特に三橋高校はよい描写されてました。泣ける。
そしてメインとも言えるレースは熱いです。動きや演出が制限される中で、よくもまぁこんなにテキストと声優の演技だけで熱くさせられると思いました。声優さんて凄いや。特に尊のラストは熱すぎて鳥肌止まらなかったです。
レースパートでは選択肢とタイミングゲー要素が入ってきますが、即死なわけではないので完璧にやりきると決めたりしなければ、そう気にしなくても大丈夫です。
青春スポーツモノのあの目が離せなくなる熱さ、よいライバル関係というものが好きな人はきっとハマると思います。
あ、奈々ちゃん(主人公)めっちゃ可愛かったです。奈々ちゃんになって各キャラを攻略していたはずが、私が攻略されていました。
以下はマイナス点
練習パートがあるのですが、1日ずつ誰と練習するかを決める必要があり、テンポがここで悪かったです。また結局は誰ルートに入るかといった選択肢と変わらず
、更に一応あるキャラのレベルやステータスも特にレースの結果の結果に影響あるわけでもなく、ちょっとう〜んでした。
この作品で一番の問題はなにか。
それはVitaしか媒体がないことだと思う。凄いよかったし、本当にオススメだけど、このためにVitaを買えとは流石に言えない。 -
八神陸