投機学入門 不滅の相場常勝哲学 (スマートブックス) [Kindle]

著者 : 山崎和邦

• CLAP (2015年5月14日発売)

感想・レビュー・書評

[はぐりんさんの感想 · 2018年10月7日]

儲ける人は、ひと言で言うと本当の意味での教養人である。ここで言う教養とは日常生活や人生のあ,り方に対する真摯な態度であり、ある目的のために必要ならば禁欲もし、怠惰や放漫を抑え、自分を,律して行動の目的整合性を堅持していく生活態度だ。,,ハイライト(黄) | 位置No. 220,要約すると、投機とは、「機というある一点において、不確かな情報のもとで的確な判断をなし、合,目的的に全知全能を集約させる意欲的、情熱的行為」なのである。,,ハイライト(黄) | 位置No. 300,ベーシックな収入を持たずに投機収入ばかりを狙うと、本当のチャンスでないものまでをチャンスと,誤認したり、本来投ずるべき適正量を誤って過大に投じたりしてしまうものだ。だから、ベーシック,な収入、つまり安定収入があってのうえで投機に励むことが投機を成功させる条件だ。,,ハイライト(黄) | 位置No. 323,そしてベーシックな仕事に精を出す。酒量を控えて 冴えた頭で 灯火 に読書 三昧 の時を過ごす。そし,て次の機会を待つ。これが投機家というものだ。,,ハイライト(黄) | 位置No. 414,投機をするには条件が二つある。一つは、リスクが分散されていること。もう一つは、リスクに見合,う収穫(リターン)があること。,,ハイライト(黄) | 位置No. 617,内閣府の出す景気動向指数である・これの下降・上昇という方向指示は、よく景気の実態をとらえ得,た。,,ハイライト(黄) | 位置No. 620,もう一つアテになるのは日本銀行の企業短期経済観側調査(日銀短観)の業況判断,,ハイライト(黄) | 位置No. 816,一九五〇年代から内閣府が発表している景気動向指数,,ハイライト(黄) | 位置No. 1059,故に、善く戦う者の勝つや、智名もなく、勇功もなし」(,,ハイライト(黄) | 位置No. 1111,いわば堺屋史観とでも言うべきものと思うが、それは、 1 高度成長がある長期間続いてきたこと、,2 貿易収支の黒字が溜まっていること、 3 資産性を有するものの価格が上がっていること、この三,つが生ずるとバブルになるという。,,ハイライト(黄) | 位置No. 1154,経済白書は当代一級の官庁エコノミストたちが心血を注いだ必読の書,,ハイライト(黄) | 位置No. 1284,経済を見るには、洞察とビジョンが必要である。,,ハイライト(黄) | 位置No. 1544,一国の経済を支える構成要素は、近代経済学では、C(消費)、I(投資)、G(政府支出)、X,(輸出)の四つに絞って考えることになっている。,,ハイライト(黄) | 位置No. 2104,この「後の先」の考え方を,,ハイライト(黄) | 位置No. 2606,本書で繰り返して主張したい。投機(投資)活動は、経済学や数理の教室で行われるのではなく、市,場というジャングルで展開されるのだ。だからこそ揺るぎない哲学が必要なのだと。