火花 (文春e-book) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 30代、長い体調不良。
    この作品の登場人物に自分が出てきそう。
    俺は世間に向かって火花を散らせただろうか。

  • これから夢を追いかける関西人の教科書にもなり得る。

  • グイグイ引っ張られ、一気読み。
    笑いと文学魂が込められた
    又吉さんだから書ける世界。
    読んでて、ニヤッ〜となります。
    (決して大笑いではない ^^;)
    賛否両論あるようですが、
    芸人として、作家として、応援したいなぁ。

  • 「必要がないことを長い時間をかけてやり続けるのは怖いだろう?一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。」

    芸人の又吉が書いた本。芥川賞受賞作。
    又吉がたくさん本を読んでいるという話はテレビで知っていた。しかし、彼が本を出し、それが学芸雑誌の増刷につながったと聞いても読もうとは思えなかった。ところが、彼の作品が芥川賞を受賞したので、読んでみようと思った。

    とても面白い。最後(師匠が巨乳になった話)は好きではないが、それ以外は大変面白かった。

    主人公は、売れない若手お笑い芸人である。ある時、自分がお笑いだと思うお笑いをする先輩芸人に出会い、弟子入りする。主人公は少しづつ売れていくが、師匠は相変わらず売れていない。しかし、師匠のお笑いこそが自分の目指しているお笑いであり、いくらテレビに出たからといって師匠に認めてもらわなければ意味がない。この気持ちこそが、この本のテーマだ。

    とても面白い。
    芸人が書いた本だから、という理由でこの本を読まないのはもったいない。

  • まあ読みますわね。
    こうなったらね。
    世間では売り切れ続出のようですが、Kindleならそんな心配なし。
    非常に面白かった。
    時々電車の中で声を出して笑いそうになるのをこらえるのに必死でした。
    ニヤニヤはしていて気持ち悪かったと思うけど。
    ただ、この作品で芥川賞をとったのはやっぱりちょっとズルいかな。
    又吉が書いているからこそ面白いと思うんだよね。
    主人公を又吉だと思って読むからこそ、笑いそうになるし泣きそうになる。
    全然知らない作家だったらそこまで入り込めたかどうか。
    でも面白かったことは事実。

  • アメトーークの読書芸人で、しばらく読書から遠ざかってた私に興味を持たせた又吉の作品を読んでみたいと思った。純文学自体、あまりと言うかほとんど読まない私でも凄いなぁ〜と思わせる表現力、言葉、読んでるとちゃんと光景が映るから凄い!

著者プロフィール

又吉直樹(またよし・なおき)
1980年、大阪府寝屋川市生まれ。2003年より、お笑いコンビ「ピース」として活躍。2015年『火花』で第153回芥川賞受賞。代表作に『東京百景』『劇場』『人間』など。

「2021年 『林静一コレクション 又吉直樹と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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