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感想・レビュー・書評
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ウェルズの未完とも見える『タイムマシン』の続篇はいくつも書かれてきたが本編はさらにヨーロッパSFの系譜を継ぎ、ヴェルヌ『月世界旅行』への言及もある/エロイ族の少女ウィーナを救出するはずが、第二の時間線に入り込んだ、そこは作家が『タイムマシン』を上梓し、その影響で階層分裂が〈ダイソン球〉建設というフロンティア獲得で些細化された宇宙/知性化モーロック・ネポジプフェルは、血統への執着が戦争:SUMマイナス抗争の本原因と冷観し、遺伝子人為配分で新生児を得る/1934年、世界大戦が続いている第三の時間線/イーガン『ディアスポラ』似
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タイムトラベル分野で著名なSF古典作品「タイムマシン」の新版といえばよいのだろうか。古典での壮大さをパワーアップした作品だ。タイムマシンを開発する経緯はネタバレになるが、なんとなく「輪廻の蛇」を思い出す。そして、タイムトラベルが原因で、終わりのない戦争に巻き込まれたり、時間の果てを見に行ったりと、文字通り時空をまたいだ冒険譚となる。時間SFはタイムパラドックスとの戦いであり、本作品はなかなか強引な理屈で解決する。
また、未来のポストヒューマンになるのだろうか、モーロック族のネボジプフェルとの友情が芽生えたようで、種を越えた論争や支え合う姿が美しい。 -
ダラダラ長いだけ。ウェルズの「タイムマシン」への冒涜。
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