きのうの世界(下) (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 連綿と続く、なぜ続くのかはわからないけれど続く、もはや意味は変質してしまっているけれど続く、そういうモチーフが著者の好み。
    狭い町も特殊な能力も。
    すごーく面白い訳ではないけれど、読み進めさせる力はある。
    楡田さんが亡くなったのは悲しかったな。
    怖くはないけれどドキドキする。

  • いくつかの謎は放置されて終わる。
    登場人物が複数。
    視点と複数変わるから注意して読む疲れるかも。
    気にせずさらっと読んで2回読むくらいがいい?
    引き込まれてグングン読みたくなる。
    でも落ちは期待してたレベル?ではないかな。
    少し落ちは途中から読める。

  • 橋の上で死んでいた男を殺したのは誰か。
    そして、町に隠された秘密とは?
    大雨の降る日、すべての謎が解き明かされる。

    2015年11月12日読了。
    見ただけで全てを記憶できる能力を持つ男。
    そこを読んで、恩田さんの常野シリーズを思いだしました。
    ちょっぴりファンタジー的な要素も盛り込みつつ
    、でも内容はミステリーになるのかな?
    恩田さん特有の孤立した狭い土地を舞台に繰り広げられる、ちょっぴり不思議な物語でした。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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