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感想・レビュー・書評
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タイムカプセルの話が好み。おとうさんたち。
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「#タイムカプセルの八年 / #辻村深月」
全体に父親達の子供に対する素直な気持ちが溢れていた.博学で変わった父の強く穏やかな愛がとても刺さった.社会の荒波に揉まれる新米教師も、タイムカプセルに心を躍らせる二〇の若者も、不器用な父も過保護な母も全て愛しく感じられて心地良い作品だった.
「トシ&シュン / #万城目学」
同じ景色を見た二人のそれぞれの思考を読めて面白かった.語り手も展開も斬新でスラスラと読めた.私は時折り、祈りについて考えるのですが神はもっと完全であって欲しいと願ってしまうので、内容にしっかりとは入り込めなかった.人間よりも語り手に人間らしさがあった.
「#下津山縁起 / #米澤穂信」
短編とは思えないスケールだった.初めはとても読みづらかったけれど時間が進むにつれ、光のさす感じがたまらない.何を話してもネタバレになってしまいそうなので話せないけれど、なぜか読後はインターステラーという映画を見た時のあの気持ちと似ているきがして不思議.
「#長井優介へ / #湊かなえ」
感慨無量です.両親が自分のために他人への怒りを表にした時の事を思い出した.結構驚いたけれどそれは確かに今の私を救っている.中々粋な事をする緑川先生の人生も読んでみたいと思った.長井優介へがそこで生きてくるのか…と、ずっと読んでいたいと感じた作品でした.
湊かなえさんのこの作品本当に最高なのでぜひ -
2度目。
辻村さんの短編は、子どもや家庭に興味がない大学教授のお父さんが、彼なりに息子のことを思っているのがわかるお話。
子どもをもったことがない自分にすると、世の親御さんたちは子ども中心に生きているように見えるけど、このお父さんの戸惑う気持ちに共感できた。
どことなく、大学時代のゼミの先生に似ていた笑
他にも、恋愛成就の神様や山との通信等、どこか不思議なお話で楽しめた。 -
時間があるときに読んでみたい。
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コロナ禍の中でようやく図書館から借りれて読めた!ありがたい。
タイムカプセルの話が良かった。 -
2020#24
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2018.07.04 ★3.0
中途半端と言えば中途半端。
それぞれが素晴らしい作家で面白い作品だけど、心に残るものが無い。
↓↓↓あらすじ↓↓↓
辻村深月、万城目学、湊かなえ、米澤穂信―綺羅、星のごとく輝く人気作家たちによる、“時"をテーマにしたアンソロジー。小学校時代に埋めたタイムカプセルがほどくこじれた関係、配置換えになった「縁結び」の神様の新たな仕事、人類には想像もつかない悠久なる物語…。“時間"が築いたきらびやかな迷宮へ、ようこそ―。
目次より
○タイムカプセルの八年 辻村深月
○トシ&シュン 万城目学
○下津山縁起 米澤穂信
○長井優介へ 湊かなえ