しっかり! まとまった! 文章を書く [Kindle]

著者 :
  • すばる舎
3.69
  • (2)
  • (7)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (146ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「なぜ」
    「いつ」「どこで」「誰が」「何を」どうしたとつながる文章で「なぜ」って確かに意識を持って文章を書くことが少なかったように思います。

    でも「なぜ」を知識すると文章が広がることは本書を読んでよくわかりました。
    自分が知ってることは他人が知ってるとは限らない。
    そうなんです。
    共通言語がなければ会話もコミュニケーションも繋がらないです。

    これは何も文章に限らないものと思います。
    育って来た環境が違えば共通言語も変わります。
    そういう意味で仕事にも活かしていかねばと思いました。

  • しっかりした文章が、面白いとは限らないんだなぁ。

    【本文より】

    ・「自分がわかっていることは、相手にも分かるだろう」と無意識に思って、説明を飛ばしているのです。
    ・感動は「比較」することから生まれる。比較の中にこそ「Why」がある
    ・このように、一つの文を書いたら、次の文で補うべき要素を書き加えていくようにします。一つの文に様々な要素を盛り込む必要はないのです
    ・足りない要素を継ぎ足していくのだ、ということを意識して書いていきましょう
    ・文を冗長にするつなぎの「が」は使わず、文を二つに分けて書こう
    ・自分にとって当たり前のことは、必ずしも第三者の当たり前ではない。自分の体験は、自分以外の人には未体験であることを意識しよう

  • 作文や報告書などあらゆる文章を対象にしているけれど、小説執筆にもばっちり役立つ本。例文を用いたビフォーアフターでわかりやすい。「猫を見た」という短い文章がどんどんまとまった文章になっていく過程は圧巻。

  •  これは魔法だ。単純な文が次から次へと文章として作り変えられていく。それもいともたやすく増えていく感じだ。こんなにも小気味よく文章が奏でられれば気持ちも良いだろう。

     しかし、それが一発で書かれるたぐいのものではないというのも目からうろこ。結局は推敲、校正を繰り返しながら作り上げなければならない。考えれば当たり前なことなのだろうが物書きとして得ない自分にとってはそれもまた苦行になってしまいそうだ。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

前田安正(まえだ・やすまさ)

未來交創株式会社代表取締役。文筆家。文章コンサルタント。
早稲田大学卒業、朝日新聞社入社。校閲部、整理部、用語幹事、東京本社校閲センター長、編集担当補佐兼経営企画担当補佐などを歴任。本紙上に漢字・日本語などに関するコラム・エッセイを十数年執筆。
「文章の書き方・直し方」など、多くの企業・自治体の広報文・ニュースリリースのコンサルティングや研修を担当している。大学のキャリアセミナーにも多数出講。
主な著書に、『マジ文章書けないんだけど』(大和書房)、『きっちり!恥ずかしくない!文章が書ける』(すばる舎)、『3行しか書けない人のための文章教室』『ヤバいほど日本語知らないんだけど』(以上、朝日新聞出版)、『ほめ本』(ぱる出版)、『使える!用字用語辞典』(共著・三省堂)など、文章作法、ことばに関する書籍は累計30万部を超えている。

「2022年 『「残念な文章」が明らかによくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

前田安正の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デールカーネギ...
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×