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感想・レビュー・書評
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「なぜ」
「いつ」「どこで」「誰が」「何を」どうしたとつながる文章で「なぜ」って確かに意識を持って文章を書くことが少なかったように思います。
でも「なぜ」を知識すると文章が広がることは本書を読んでよくわかりました。
自分が知ってることは他人が知ってるとは限らない。
そうなんです。
共通言語がなければ会話もコミュニケーションも繋がらないです。
これは何も文章に限らないものと思います。
育って来た環境が違えば共通言語も変わります。
そういう意味で仕事にも活かしていかねばと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しっかりした文章が、面白いとは限らないんだなぁ。
【本文より】
・「自分がわかっていることは、相手にも分かるだろう」と無意識に思って、説明を飛ばしているのです。
・感動は「比較」することから生まれる。比較の中にこそ「Why」がある
・このように、一つの文を書いたら、次の文で補うべき要素を書き加えていくようにします。一つの文に様々な要素を盛り込む必要はないのです
・足りない要素を継ぎ足していくのだ、ということを意識して書いていきましょう
・文を冗長にするつなぎの「が」は使わず、文を二つに分けて書こう
・自分にとって当たり前のことは、必ずしも第三者の当たり前ではない。自分の体験は、自分以外の人には未体験であることを意識しよう -
作文や報告書などあらゆる文章を対象にしているけれど、小説執筆にもばっちり役立つ本。例文を用いたビフォーアフターでわかりやすい。「猫を見た」という短い文章がどんどんまとまった文章になっていく過程は圧巻。
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これは魔法だ。単純な文が次から次へと文章として作り変えられていく。それもいともたやすく増えていく感じだ。こんなにも小気味よく文章が奏でられれば気持ちも良いだろう。
しかし、それが一発で書かれるたぐいのものではないというのも目からうろこ。結局は推敲、校正を繰り返しながら作り上げなければならない。考えれば当たり前なことなのだろうが物書きとして得ない自分にとってはそれもまた苦行になってしまいそうだ。