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感想・レビュー・書評
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ゲーム理論は1度読んだことがあった。
噛み砕いて説明がされており非常にわかりやすかった。
マーケットにおける考え方や、協力体制の作り方は勉強になった。
復習用に読むのであれば助かる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容はライトでサラッとゲーム理論の概要がわかる。
囚人のジレンマは、色んなところで使えそう。
個人の利益を追求したら全体の利益が損なわれる事が多いというのは、個人が全体感見えてなかったりそれにモチベーションを持てず自己の利益という狭い視野で選択するからなんだというのがすごくよくわかった。
利益表でゲームの可視化して見ると、チームのこと、会社のこと、業界のこと、少し俯瞰してみれると思う。
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人間は、全体を俯瞰して考えることが苦手である。
特に何か問題が起きた時に、どうしても自分の立場で考えてしまいがちだ。
そこで役に立つのが、ゲーム理論である。
ゲーム理論を使うことのメリットは2つ。
・単純化して考えることができる
・多面的に考えることができる
問題とは、単純化して、かつ多面的に(違う人の立場から)見てみると、実は似たような構造であることが多い。
過去の経験を役立てることもできるだろう。
では、そういった問題の解決のために必要なことは何か。
まずは選択肢を増やすこと。
実際に行使しなくても、選択肢は存在するだけでも意味がある。
例えば本当に辞める気はなくても、「会社を辞める」という選択肢を用意しておくだけで、行動の幅は広がるはずだ。
そしてプレイヤーを増やすこと。
特に、潜在的なプレイヤーを見つけること。
今まで無関係と思っていたが、実は互いに協力し合えば(プレイヤーになれば)大きな利益につながる人。
そういった人はきっとたくさんいるはずで、それらを見つけていくことが大切だ。
最後に、役割分担をすること。
集団なのに、全員で同じことをやっていても意味がない。
それではゼロサムゲーム(利益の奪い合い)になってしまう。
各々が特技を活かし、かつ最も利益となる行動を選ぶ。
そうすることで、ゼロサムからポジティブサム(全体でのプラス)に転じる事ができるだろう。
本書は、ゲーム理論をマンガで解説したものである。
正直、有名な話が多く、目新しいものは特に無かった。
だが、ゲーム理論を学んだ後に突き当たる「実際にこれをどう活かすか?」という点に踏み込んでいるのは良かった。
初めて読む人には、良い一冊かもしれない。