未来に先回りする思考法 [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想・レビュー・書評

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  • 私がこの書籍を通して学んだこと。

    ・テクノロジーの進化、それらがもたらす影響について
     ➥テクノロジーが境界線をとかす
    ・プライバシーの概念の変化について
     ➥比較的最近誕生した概念である
    ・国家=コミュニティである
     ➥国家ができた理由や、権力の起源
    ・資本主義社会の本質
     ➥際限のない人間の欲望という性質を活かした経済発展法
    ・投票率が低いことは悪なのか?問題
     ➥問題は若者の怠慢ではなく時代に合わないシステム
    ・合理性は後付である
     ➥社会というのは、人間が現実を正確に認識、論理的に説明できることを前提に作られている。一方で現実とはもっと複雑で、人間がもつこれらの能力をつねに超えている。『後付の合理性』

    著者がおっしゃる「評論家になるな」というフレーズには、共感しかない。
    とはいえ、ややもすると私自身がそうなる危険性は十分にはらんでいるので自戒を込めて。
    なんにでも言えることだが、自分自身が行動し「実際はどうなのか?」という検証をすることは必要不可欠である。
    盲信しない・流されない・やらないなら言うな。

    かつては100年かけて起こった変化が、3年で起こると書かれていた。
    驚いて開いた口が塞がらないが、淡々とやることをやって生きていきたいと改めて思う。

  • 過去から現在の流れについてはとても共感できる。未来を先回りする思考法という観点では、細切れ時間で読んだこともあってか自分にはあまり響かなかった。
    テクノロジーを線で捉えてる人は、その道は個々人で異なるが最終的な目的地は同じ。
    原理原則で考えた時、必要なものはいずれ実現する。ただその時期を見誤らないことは重要だ。

  • 本書では、テクノロジーを軸に、 ・テクノロジーの進化にはどんな「パターン」が隠されているか(1章) ・インターネットを中心とする新しいテクノロジーはこれから社会のシステムをどう塗り替えていくのか(2章) ・テクノロジーの進化は私たちにどんな問題をもたらすのか(3章) ・未来を予測したうえで、個人はどう意思決定すべきなのか(4章)

  • 学びの多い本だった。子供にも読ませたい

  • オーディオブックにて。
    ちょっと今の自分にはスッと入ってこなかったので、また時期を変えて再読を検討。

  • 本書から感じる内容・自分の中に残るポイントが幾つか有る点承知しているが、読んでみて個人的に特に目を引いたのは最終章かな。

    今の自分の能力に基づいて意思決定をしてはいけない=自分の能力を過小評価している、問題に取り組み、時間の経過とともに自分の能力上がりうる点も考慮に入れる、行動を起こす時点と結果がわかる時点の時間差がある、その差が長いほど自分の認識はあてにならない、変化を察し、誰よりも早く新しい世の中のパターンを認識して、現実への最適化を繰り返す等、頭の片隅に入れてアクションを起こしていきたい。

  • 今、自分が取り組んでいる環境を見直す必要がある。
    意味がないことの効率化にいくら取り組んでも意味がない。
    適切な場所で適切な行動が取れているか。
    自分一人に出来ることは限られている。
    世の中の波れにのるために、今どの場所にいるのが適切なのか判断することが大切。

    常に原理から考える思考法を身につけること。
    そのシステムがそもそもどのような必要性を満たすことを考えて作られたのか歴史を踏まえて考える必要がある。現在の景色だけ見るのは点にしかすぎない。
    その課題を解決するためにもっと効率的な方法が既に存在するならば今の活動を続ける意味がない。

    この思考法を身に着けることができると人生の選択がかなり変わる。すごいな。

  • 8年前の本だと認識して読んだ。やっぱり佐藤さんは説得力あり。

    学び
    原理から考える(そもそも)
    不確実性を考慮する
    動く中で情報を集める

    To do
    常に学びがあるという謙虚な姿勢
    そもそもの問いかけ

  • 俯瞰力、抽象化の天才!
    波乗りは早ければ良いわけではない。タイミングが大事。
    技術が進むと製品/サービスは安くなる。AIに代替され収入が減っても生活水準を保てるだろう、という予測が目から鱗だった。

  • ドラッカーのいうところのすでに起こった未来。これは大事にしたい。

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著者プロフィール

福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2015年に東証マザーズに上場。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「30 Under 30 Asia」などに選出。2017年には時間を売買する「タイムバンク」のサービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』(幻冬舎)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」リベラルアーツ部門賞を受賞。

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