シリアスな推理モノ…かな?
元刑事であり現探偵である真琴は、ずっとある事件の謎を追い求めていた。そんなとき貿易会社を経営する久納から「愛人」の依頼が舞い込む。一度は断った真琴だが「情報が欲しければ来い」と言われ、依頼を受けることにするが…。
展開にややモヤッとした部分はあったんですが、
ストーリー自体は面白かったです。
しかし序盤の久納の言動にはイライラしました…真琴視点で話が進むので、真琴と同様に「もっと言い方があるだろ!!」って何度思ったことか(^_^;)
さてここからは先に書いたモヤッとした部分についてですが、大月が黒幕だというのは真琴に相談を持ちかけたときに確信しました。
しかしその動機が『婚約者を殺された復讐』というのは意外でしたね。見知らぬ他人の電話一本でここまで信頼するか?って気持ちもあるから、もっとシンプルに『会社を隠れ蓑にして大月自身が密売してた』みたいな方が分かりやすかったかな…。
問題はその他人の電話です。
大月に「久納が諸悪の根源だ」と吹き込んだ人物。さらに黒幕がいるのでは?って感じですよね?
私それで「自らが手を汚さない黒幕がまだいるのか」ってゾクゾクしたんですが………結局誰??
続編が出てるのかな?とも思いましたが、
それもないようだし、事件を中心に話が展開していたのに、事件そのものが中途半端に終わってしまって、そのあたりが物凄くモヤッとした感覚として残ってしまいました(-_-;)
あと他の方がレビューで入れてましたが、事件のあった日が序盤は『三年前』、途中から『四年前』になってますね。