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感想・レビュー・書評
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日本の「今」を知るのに最適な書。数字を元に説明が進むので、頭の整理がしやすい。
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日本という国を借金、人口、カルチャー、政府と軍事力、治安、教育、国際競争力、新しい産業、女性、インフラ、環境・エネルギー、そして、ドイツとの比較と言う軸で、各種の切り口のデータから出口さんの考察がある。
最後のドイツとの比較を見るに、出口さんは人口が減り行く将来の日本の方向性をドイツに見出しているのかな?とも思えたがどうなのだろう。ライフネット生命のかじ取りに少なからず、そういう見方をしているのかな??
アリストテレスの弁論術にあった最も重要な事項を思い出した。これに、女性、教育、環境などの切り口からデータを見て、他の国との比較をしている感じにも読める。
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議会弁論を繰り広げる主題で、最も重要なものは概ね5つ。
・財源に関するもの
・戦争と平和に関するもの
・国土の防衛に関するもの
・輸入品に関するもの
・立法に関するもの
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本書で示された通り、いろいろと課題は明らかではあるが、個人的には、シングルで子持ちの場合の貧困に対しては、女性の社会進出と合わせて、国をあげて対応をした方がいいと思った。