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感想・レビュー・書評
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何冊も邦訳が出てますが、絶対に挿絵がある版で読んだ方がいいです。ジュディちゃんの絵最高でした。
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足長おじさんお前本当にそういうところやぞ〜ってなりそうになりながら読みました。意外と彼の主張が激しいな。
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孤児の女の子が、持ち前の明るさとぶっ飛びと想像力で周囲を巻き込んでいく様は、赤毛のアンを読んでいるような気持ちになりました。
バイタリティのある女の子って素敵で、自分もジュディみたいにあれたらなぁ、、と失われた少女時代を省みるきっかけにさせてくれます。
ラストは(途中からなんとなく予想はしていたのですが)驚きです! -
名作として知られる作品だが、読んだことがなかった。
まず驚いたのは作者のジーン・ウェブスターが女性だったことをはじめて知った。男だと思っていた。
本作がおもしろいかどうかというと、本作の主人公であるジュディに感情移入できるか、もしくは本作のあしながおじさんのように、彼女の言動を楽しめるか、という点だと思う。小生はどっちにも乗っかれなかった。翻訳者が楽しんでいるのはわかるのだが、その楽しさを共有できなかった。たとえるならば、テレビで芸人が楽屋落ちのネタで爆笑しているのを見ているような気分だったなあ。本作は楽屋落ちのギャグではないんだけど。
内容としては、孤児院育ちのジュディが富裕層の男性(あしながおじさん)の支援を得て大学で勉強をさせてもらうというもの。ジュディは支援を受ける代わりに報告の手紙を書く。この書簡が本作のメインの文体となる。「会えるアイドル」を応援している人はこんな世界を夢見ているのかもしれない。
「車輪の下で」の対になるような小説だなあと思って読んだので、本作の順風満帆ぶりが、なにを訴えているのかわからなかった。解説を読むと、本作は1912年当時の女性の生き方指南のようなものだという。そう言われると納得できた。日本だと大正時代であって、モガってこんな感じだったのかなと思うと、なんとなく本作の位置づけが理解できた。 -
”子どもは義務などという言葉の意味を知る必要なんかないわ。不快で、忌まわしい言葉です。何をするにしても、それはすべて愛によってなされるべきなのよ。”
これが一番響いた。
善行を義務化するのは、する方もされる方も気持ちが悪い。 -
2020.2.5〜2020.4.4
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女の子の書簡形式で語られる物語。100年以上前に書かれた古典中の古典だが、女性向けという扱いだったため未読だった。
うーん、まあ女性向けではあるが、特に男性を排除する必要もないかと思う。むしろ積極的に男性にも読ませたほうがいいのではないか。
あしながおじさんの正体は、途中でなんとなく(こいつかなあ……)と思っていたとおりで、意外感はなかった。が、そのままハッピーエンドになるとは思っていなかったので、少なからず驚いた。
……てか、ハリウッドが大好きなラブコメの基本じゃん、これ。 -
・小説が書かれた当時はアメリカでも女性には参政権はなかった。それに対する皮肉がかなり書かれている。
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小さい頃に読んだような…と曖昧な記憶の中で読み始めたら、キラキラした文章にやられました。ジュディのユーモア溢れる手紙が本当に素敵。自分に娘ができたら読ませたい小説の一冊。