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感想・レビュー・書評
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在日韓国人、在日朝鮮人。彼らが日本社会から不可視になっていることがこの本でよく分かる。コリアン。いつも会っている人がもしかしたらコリアンかもしれない。コリアンであることを明らかに出来ない日本社会が問題なのだろう。でも、それはどのようにしたら変わっていくのだろうか?この本で新井英一を知った。そして「清河(청하)への道」をYouTubeで聞いた。彼の来歴が歌われている。胸に響く歌詞だ。コリアン世界が少しだけ見えてきた。
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『地図のない場所で眠りたい』(高野秀行氏−角幡唯介氏対談集)にて紹介されていた本書。
文体は非常に読みづらい。誰の発話なのか、途中で見失うこともあった。
しかしそれが故に、日本では見えなくなってしまっている在日を取り巻く問題が、徐々に可視化される過程をより生々しく感じることができる。
特に最終章は圧巻。
本書が出版されたのが95年。インターネットが発達した現在、在日を取り巻く状況がどのように変化しているのか、ぜひ続編を出してもらいたいと思う。
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