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- / ISBN・EAN: 4988104100412
感想・レビュー・書評
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2015年 日本 98分
監督:樋口真嗣
原作:諫山創『進撃の巨人』
出演:三浦春馬/水原希子/本郷奏多/長谷川博己/石原さとみ/三浦貴大/ピエール瀧/桜庭ななみ
100年前、突然現れた巨人により人類は滅亡寸前に。生き残った者は巨人の侵入を防ぐための巨大な壁を築いて、その内側だけで生活している。エレン(三浦春馬)と幼馴染のミカサ(水原希子)、アルミン(本郷奏多)らは、そこで生まれ、その中で生きてきたため、巨人の実在を信じることができず、壁の外へ出たいと望んでいたが、ある日、突然、壁を壊して巨人が現れ…。
原作コミックは未読。春馬くん追悼の気持ちで見るのが果たしてこの映画で良いのかはさておき、とりあえず二部作の一部目を。
冒頭からチープかつご都合主義の不自然な展開でつっこみどころ満載。エレンとミカサは不自然に人波にさからって逃げ、不自然に母子を助けようとし、不自然にはなればなれになってしまう。出演者全員日本人なのでスケールがどうも小さく感じる。巨人はグロいけど、造形がちょっとユニークなので、生きたまま喰われる恐怖感はあまり切実に伝わってこない。
数年後、巨人と戦うための軍隊?に入っているエレンとアルミン。仲間たちは全員シロウト、軍に入れば食いっぱぐれないと思ってやってきただけで、男女混合なため、いちゃついてるバカップルなどもいる。なぜかこのシロウト集団が、巨人の侵入口である外壁をふさぐため、巨人が寝ている深夜に出動する。
なんか武器らしきものは持たされているけれど、しょせん訓練も受けていないシロウト集団なので、まともに戦えるわけもなく、勝手にふらふらしてあげく、なぜかエレンに「父親になって」と言い寄ってくるシンママ女子、えっと、今、命がけの任務のさいちゅうなんですよね?やたらとエレンに絡んでくるジャン(三浦貴大)面倒くさい。そして突然、エレンは喧嘩だけは強いという新情報。なんだそれ。
どうやら最強勇者らしいシキシマ(長谷川博己)、そしてなぜか生きていて女戦士となっているミカサ(水原希子)が突然現れ大活躍。ふたりはデキてて、わざとエレンの前でいちゃいちゃ。エレンがミカサを助けられなかったと思って自分を責めていたのはまだわかるが、あの状況でどうすることもできなかったのに、周囲がそれを揶揄したり、ミカサがエレンを批難するのはちょっと意味がわからない。
このシキシマというのは映画オリジナルキャラらしいですが、とにかく出てくるたびにちょっと恥ずかしい(長谷川博己が悪いわけではない)。そしてこうやってちゃんと武器を使いこなせる人がいるのに、なぜかちゃんと訓練した軍隊ではなく、シロウトの若者ばかり駆り出されている不自然さ。ただの女の子だったミカサがあんな女戦士になるくらいなら、教えさえすればもっと戦える屈強な戦士がたくさんいてもいいはずじゃない?
終盤、爆薬を積んだトラックを盗もうとしたのが誰だったのか結局わからなかった。なぜかそれまで「こわーいこわーい」と言って彼氏にしがみついてた武田梨奈がキックをくりだしトラックを奪う。武田梨奈だから当然アクションシーンはあるのだろうなと思ってたけど、彼氏べったりのぶりっこ女子がなぜちょっとキレたからといってあそこまで華麗なキックを繰り出すのか謎すぎる。
全体的に、壁の内側の人口がどれくらいなのか、きちんとした政府的なものはあるのかなど、細部の設定が曖昧で、住民たちはみな浮浪者のようだし、軍人らしき人たちはみな昭和の日本軍のよう。序盤で闘う武器は幕末の長州藩レベルの先込め式の大砲。それなのに謎のワイヤーで飛び回る武器は開発されたりする。しかしその武器の使用訓練はなく基本ぶっつけ本番。宝の持ち腐れ。
キャラクターはみんな個性を生かせていない。アルミンの機械いじりが得意設定は今後なんらかの伏線になるの? エレンのキャラ設定もぶれぶれで、いくら春馬くんの演技力をもってしてもこの脚本の酷さはカバーできないでしょう。原作未読で良かったです。もし原作ファンだったら、あまりの酷い出来に発狂してたかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Amazonプライムで無料だったんで観てみた。概ね評判通りかな…でも面白かったですよ。
個人的にB級映画あるあるは「グロい」「謎の濡れ場」「画面が暗い」「ちゃちいCG」あたりだと思っているんだけど、前3つに関して言えばちゃんと満たしていて偉い。
「ちゃちいCG」に関しては割と街の雰囲気とか、映像の質はちゃんと映画感あるのでまあ、ホームビデオではない。ということでB+級映画でした。
監督が「シン・ゴジラ」と同じ(向こうは総監督庵野・監督樋口)の樋口真嗣氏ということで、キャストがモロ被りです。長谷川博己だの石原さとみだの國村隼だの松尾諭だのピエール瀧だの…(どんだけ見た顔いんだよ)
一般駐屯兵くん達がどうも日本兵に見えて、そこはかとなくバンザイな雰囲気があって良かった。監督はシン・ゴジラでは自衛隊の活躍を魅力的に見せてくれたし、これはもうバンザイな映画を作ってみたら面白いのではないか -
この異次元のコミックの実写化を何の不満も無いものを作れるひとがいるのだろうか。
巨人が跳梁跋扈する様を見られるだけでもお金出せます。
あの進撃の巨人の世界観と視覚的インパクトは申し分ないものでした。
それで80点。
マイナス920点は
・巨人と向かい合う兵士たちのエピソードのチョイスがまずい。
・どんな危急的状況でもエロは強しを入れたかったのだろうが
もっと優先すべきエピソードがあったと思う。
・シキシマの魅力の欠如。キャラクター設定に疑問あり。
・りんご、、、何かいや。
・音楽がアニメの方がよかった(妻談)
どんな映画にも好きなところ、嫌いなところはあります。
大画面の巨人に震えるというだけでもこれを見る価値はあると思います。
あ、この感想に限って1000点満点で評価しました。 -
この映画を観る事は、既にコミックを読まれた方やアニメを観られた方にとって失望したり、時に苦痛を伴うかもかもしれませんので、ある意味、覚悟して観て下さい。
ただ、私が思うのは、「よく頑張って、進撃の巨人の世界観をここまで表現出来たな」という事でした。
肝心なストーリーなのですが、巨人からの侵攻を防ぐ為、3重もの壁を築き生活をしていた人類だが、或る日、超大型巨人の登場により、一番外の壁が破壊されてしまう。破壊された壁を修復する為に、団長・クバル(國村隼さん)の指揮の下、エレン・イェーガー(三浦春馬さん)達は巨人達がいる外壁に向かう。こんな感じなんですが、コミックもアニメも読まれたり観られた事が無い方で、この映画が気になる方は観て下さい~。 -
2021/09/04
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これは原作ファン怒るわ(笑)
シンプルに面白くない
ストーリーは飛躍があって感情移入なんて到底できない
役者の無駄遣い
気持ち悪い、グロいだけ
まだ90分ほどでよかった
これが2時間3時間やられたら
たまったもんじゃないね -
どこらまで描くのかと思ったけど、エレンが巨人になるとこまでやった。アニメ版と比べたら色んなところを端折らないといけないのか、原作とだいぶ違う感じがしたなぁ。石原さとみのキャスティングがハテナでした。とりあえず、続編を観るぞ。
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つまらない。とくにシキシマ。なんじゃありゃ(笑)それと石原さとみ。漫画やアニメならあのハイテンションは許容できるが、生身の人間の演技としてはあれはない。単なるオーバーアクトというか学芸会。ちょっと、スチームバンク風の意匠だけがよかったぐらい。