- Amazon.co.jp ・電子書籍 (189ページ)
感想・レビュー・書評
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個人的に一番印象に残ったのは祭りの話。
ミコチの行動の速さと肝っ玉は見ていて気持ちがいいです。 -
水底の冒険からはじまる4巻。センとコンジュ。性格も性質も真逆の二人にどうなることかと思えば、そこはそれ。かなづちのハクメイにしたら切実なあれだけど、ミコチの機転のきかせとか。やっぱナイスバディじゃないか。二人がそれぞれ出会った人や二人が巻き込まれた騒動で知り合った人たち。ここまで点でしかなかった人の繋がりが少しずつ繋がりはじめてくる。竹の湯とかハクメイの大工仕事のスキルもあがってるわけで。この二人好きだなー。
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たまにその世界に飛び込んでみたいと心底と思えるものが存在するが、この作品はほんとうに訪れたい食べたい触れてみたいと随所に散りばめられた魅力が詰まっていてむずむずと刺激される。
食べ物が出て来れば、喉を鳴らし、思わず涎が零れ落ちそうな空腹感を誘う堪らなく美味しそうな食べ物たちで彩られ、賑やかな祭り事、愉快なからくり工作などには胸躍る。
そして、その中で暮らす人達が生きとし生けるものとし一生懸命に生活しているのが狂おしいほど好き。
それが、薄まらず浅くならずに巻数を重ねるごとに広がり深まりつつ濃ゆくなっていく世界観が素晴らしい。