昨年読んだ「海外アングラ旅行」の作者、藤山六輝の作品。
この手の実録モノは個人的に好き嫌いがハッキリ別れるの
だが、この人の文章はわりと僕に波長が合う模様。たまたま
Kindleストアでセールになっていたので、久しぶりに読んで
みました♪
このノンフィクション、なんか凄いです(^^;)。
タイトルからすると雑誌か何かの企画で「いかがわしい体験」
をし、それをまとめたルポのような気がするのだが、ここに
書いてある殆どの事実は著者自らが自分で選択した状況(^^;)。
エロ本の編集者になるのも、格闘家に本気で殴られるのも、
怪しい芸能事務所に所属するのも、ヤクザに軟禁されるのも、
自身の選んだ道であり、下手すれば著者の「半生記」みたい
なモノ。それだけに内容はかなり生々しく、ある場面では著者
に対するリスペクトすら生まれてくる始末。まぁ、ある場面で
は「絶対真似したくない」と思った部分もあるのだが(^^;)。
取り敢えず僕は、藤山六輝という作家をアングラ系フリーライ
ターの見本のような人、と位置付けたく。実話系やウラモノ系、
アングラ系の雑誌が大好物の人は、買って損は無いと思います。
次回作も読んじゃうだろうなぁ、きっと♪