- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988021144865
感想・レビュー・書評
-
「山のトムさん」という、なんというかいさぎのよいタイトルにただならぬ魅力を感じて思わず観てしまった。そしたら原作が石井桃子だった。
おさまりのわるい最初の駅のカットと、もたいまさこが出てくる次の日本家屋のカットで、嫌な予感はした。結果、駄作だった、というのが心苦しいけど、駄作は駄作、仕方がない。なにがって、ほとんどが捨てカットだ。
しいて良いところを挙げるなら、料理がおいしそうなところ。
それにしても、こうして映画になったものを観てみると、ありふれた日常を描くのにも、石井桃子の語り口がいかにありふれたものを特別なものへと変えているか、その魔法の効果がよくわかってそれはよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小林聡美の本領を発揮する映画。
日常的な日常。淡々と過ごす中にも、事件が起こる。
その事件が、そんなに大したことではないが、
暖かく見守る。ほのぼの。
トムさんとは、猫のことで、家にネズミが住み着いていたので
猫を飼うことになり、きたのがトムさんという猫。
小林聡美の最後の本の読み聞かせが、実にいい。 -
カエルの鳴き声とか
タンポポの綿毛が風に揺れたり
ネギ坊主や野菜の煌めき
外で おにぎりを食べて
猫を可愛がって のどか
のどかだけど
ヤギを通して アキラも成長したり
好きな世界観
目先のことじゃなくて
もっと先を見て 急がす弛まず 生きる -
日常の中で、少しずつ進んでいってる。
一進一退しながら。
失敗は成功のもと。
自分の心の中でいろんな戦いがあるけど、それもとても必要なこと。
人と交わることの大事さ。
うーん、本当に大好きだなあと思います。
いつもながら、特典映像をまじまじと見るわたし。…大好きだ。 -
2019年10月3日観終わった。 Amazonプライムで。
これといった話の筋はない。
映像を楽しんだ。
農家の縁側、庭と地続きの畑、沢山の自然、猫、星(星がきれいというセリフがあっただけ)。祖父母の家を思い出した。懐かしい。
家はあってももう祖父母はいない。もう、あの頃には戻れないんだと、悲しくもなる。思い出があるだけに。
しかしこれは映画。ただそれだけを映画にできるって贅沢なことしてるなあとも思う。 -
大貫妙子さんの歌声が場面の間にはさまれて、映画の雰囲気によく馴染む。
-
猫が猫らしくてとてもいい
日常の全てを大事に丁寧に生きようとしている今、ぴったりの作品を観られた
ひとつひとつ一歩ずつゆっくり丁寧に
今を大事に
そういうことが描かれてる