人生やビジネスに関する様々な相談について、全て好きなようにしてくださいという回答と著者の論理展開を行う痛快な一冊。なかなか本質的で気持ちの良い一冊
<メモ>
・理屈じゃないから理屈が大切。理屈が分かっていないと理屈じゃないということがわからない。野生の嗅覚が8割でも2割の理屈を突き詰めているかどうかで野生の嗅覚の意味合いの理解のレベルが全然異なってくる。
・人間99%は自分の意思で自由意志でやるということ。〇〇せざるをえないと思い込まないこと
・仕事の原則 一部抜粋
次行ってみよう(ただし近場で)の原則
向いてないことが判然としたら別のことをやるべき。ただしゼロからではなく、意外とそれまでやっていたことの近くを探して見る
自分に残るのは過程の原則
仕事のやりがいは自分の納得を追求する過程。
客にとっては結果が全て。成果は自分で評価できるものでない。自分に積み重なるのは過程が全て。過程をおもねると続かなくなる
仕事の量と質の原則
客側で記録に残る成果の集積を仕事の量という。客の記憶に残るのが仕事の質。自分の記憶に残る成果を自己満足という。自己満足は割と大切だが、決して表に出してはならない。
誘因と動因の区別の原則
仕事の量を左右するのが誘因インセンティブ。質を左右するのは動因ドライバー 誘因がなくても自分の中から湧き上がってくるものが動因。
・何をするのかよりも何をしないのかの判断の方がよっぽど大切。トレードオフがあるいじょう何をやらないことにするのかの意思決定なしには実際には何もできないことになる。何かをするということは何かをしないことを決めていることになる。