今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀 [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 過去振り返ってみると、いろいろ楽しめる。
    チェック項目(質問リスト)がちょうどいい試金石になる。

    ※デジタルライブラリーより

  • チームビルディングが分かりやすい。一方で今の自分の組織に対してどう取り組むかを考えさせられる。ヒントは多いから、これを実践するためにはこの本を仲間に渡すか、何度も読むのが良い。

  • 【大金星を挙げるチームの法則】

    A.チームの成長法則4つのステージ:形成期→混乱期→模範期→変態期

    B.変化の激しい時代と言われている現在においては、事業の前提条件が時々刻々と移り変わっています。過去の成功体験を繰り返しても、同じ結果を得ることが難しい時代です。もはや、リーダー一人が変化をとらえてアクションを考えるのでは間に合わないほど、変化する要素が増えています。加えて、指示通りにがんばっても必ずしも結果が出ないとなると、メンバーのモチベーションがキープできなくなり、貴重な人材ほど先に流出していく、という悲劇的な事態が起こってきます。

    C.「事前の行動計画と役割分担」をカンペキにやればやるほど、メンバーは「自分に与えられた仕事をやるだけ」で、他人の仕事は手伝わないし、担当者が決まっていない仕事は誰もやらない状態になり、ストーミングが起こりにくくなります。 さらに、役割分担したうえでの「成果主義の評価制度」と「業務量の適正化」により、実はもったいないことに、「大変そうだから手伝うよ」とか「みんなで一緒に力を合わせて乗り切ろう!」というようなチームづくりのチャンスがなくなっているのです。

    D.「責任感がある」のは、強みです。 でも、これが「責任感のために、組織の問題をすべて背負って身動きが取れず、0・9オーラを発しているキャプテン」となると、その責任感はむしろ「弱みとして発揮されている」と言えます。「凸凹力」とは、自分の強みを発揮して、成長し続ける力のことです。凸は強みで、凹は弱み。なぜ凹までが「力」に含まれるのかと言うと、「自分の凹は、誰かの凸を活かすためにある」と考えているからです。 つまり、チームづくりにおいて、メンバーの凸を活かす力とは、自分の凹を活かす力でもあるのです。

    E.弱みは見つかるもの。強みは見つけるもの

    F.強みは相対的である。

    G.課題=理想ー現実

    H.成功の5つのコンセプト
    1.常に改善、常に前進
    2.Professionalismの徹底
    3.仮説→実行→検証→仕組化
    4.顧客満足の最大化
    5.スピード!スピード!!スピード!!

    I.自分の仕事、他人の仕事と言ってしまうと、あたかも土地の境界線のように、ここまでが私、ここからがあなたという分け方をイメージしやすいかもしれませんが、それは違います。アシストが効いているチームというのは、重なりあったバトンタッチゾーンがあって、自分の仕事をやりきること=他人の仕事を手伝うこと、なっているのです。

    J.アクティビティにゲーム性を持たせて「面白化」するためにはどうしたらよいでしょうか。条件が4つあります。
    1.ゴール(理想)が明確なこと
    2.ルール(制約)が明確なこと
    3.フィードバック(現実)があること
    4.自発的な参加であること

  • チームビルディングのことを知るのに最適な一冊。期待通りでしたー!

    世の中の多くの教室はフォーミングの状態で終わりを迎えていると思うと、この原理原則って先生たちに知ってもらいたいなぁと。

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著者プロフィール

1973年6 月27 日、北海道生まれ。仲山考材株式会社 代表取締役/楽天株式会社 楽天大学学長。創業期(社員約20 名)の楽天株式会社に入社、2000年に楽天市場出店者の学び合いの場「楽天大学」を設立、人にフォーカスした本質的・普遍的な商売のフレームワークを伝えつつ、出店者コミュニティの醸成を手がける。2004 年には「ヴィッセル神戸」公式ネットショップを立ち上げ、ファンとの交流を促進するスタイルでグッズ売上げを倍増。2016 年、横浜F・マリノスのプロ契約スタッフとなり、コーチ向け・ジュニアユース向けの育成プログラムを実施。 20 年にわたって数万社の中小・ベンチャー企業を見続け支援しながら、消耗戦に陥らない経営、共創マーケティング、指示命令のない自律自走型の 組織文化・チームづくり、夢中で仕事を遊ぶような働き方を研究している。著書には、人気サッカー漫画『ジャイアントキリング』とコラボした『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』(講談社)ほか多数ある。

「2019年 『サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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