興亡の世界史 アレクサンドロスの征服と神話 (講談社学術文庫) [Kindle]

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  • アレクサンドロス入門として極めて良い本。

  • 学術文庫化▲たった10年で地中海からインダス川にいたる大帝国を築き上げた秘密、後の歴史に大王が与えた影響力を解明▼大王自身が権力の正統性を明らかにするためギリシア神話の登場人物に擬し、従軍将兵・作家は半神半人の英雄であったと神話・伝説を作り上げた。後継将軍はヘレニズム王家として生き残るため大王神話を再創造、ローマ帝政は君主崇拝のモデルに利用。ヘレニズム時代6人とローマ時代5人の大王伝作家、二重のフィルターを介し、近代歴史学が捏ね繰り回し、自己を映す鏡の如く千変万化のイメージを持つ神話に至った(2007年)

  • 大王の神話と歴史と、そして人となりとまでが描かれている。そもそもこんなことをした人だったのか。改めて知ることばかり。
    大王一代。後継者を育てなかったために、死後、あっけなく帝国は瓦解する。でも、大王自身は満足な人生を送ったのかも知れない。なんとも壮大なお話だった。

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著者プロフィール

1956年生まれ。帝京大学名誉教授。専門は古代ギリシア・マケドニア史。著書に『アレクサンドロスの征服と神話』など多数。訳書にプルタルコス『新訳アレクサンドロス大王伝』などがある。

「2023年 『アレクサンドロス大王の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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