エリートセックス (幻冬舎新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 確認と発見があって面白かった。
    読解力、観察力が大事。
    感性、余裕  ↔︎ 拝金主義、物質至上主義

    ・目を見てセックス をする方が確実に女性が感じる

    ・人間は哲学を持った瞬間に成長がストップしてしまう。哲学を持って語り出したら、それはもう「自信」を超えて「過信」になってしまう。

    ・セックス において誘導は良くても質問はタブー。
    言葉で質問をしてしまうから、感性で答えられない。
    種(色々な行為や言葉)を蒔いて、観察していれば感じているかどうか、分かる。

    ・「イカなきゃ」「イカせなきゃ」というエゴの塊同士のセックス ではその究極の感覚は得られない

    ・コンプレックスが生んだ濃厚で官能的なセックス
    コンプレックスがあるから色々考える、工夫をする。
     →それはセックス 以外についても言えると思う。
     コンプレックスがある人間の方が面白い奴が多い。

    ・前戯で快感の波をどれだけ大きく、何度も与えられるかで、その後の快感の大きさや「イク」可能性がはるかに大きくなる。
    ・前戯でお互いの気分が高揚して、女性側から挿入を求められる状態になったら、挿入したままじっとして、見つめ合う。摩擦は必ずしも必要ない。

    ・近年は自意識過剰の女性が増えていて、昔は失神する女優さんがたくさんいたのに、最近はいなくなってしまった。
     →面白い。なぜ女性の自意識は過剰になってしまったのか?

    ・『密教昇天の極意』代々木忠
    「男はオーガズムを感じられるか」を検証した作品。
    事前の討論で
     「男が何かをしなければ」という既成概念をすべて捨て、
     女性がしてくれること全てに対して「ありがたくて嬉しいことだ」という100%感謝の気持ちで受け入れてはどうだろう
     という結論に落ち着いた。
    鷹さんは「壊れた自分をさらけ出してしまうかもしれない」という恐怖もありながら、気持ちを真っ白にして女優さんに身を任せ、昇天失神してしまったとのこと。射精なしで。
    (性的なものではない)マッサージ中に勃起してしまって「性的な快感はセックスとは実は関係ないのでは」と思って作品に取り組んだ代々木監督の発想も面白い。

    代々木監督の他の面白い言葉
    ・人間の脳は、外側に理性とか、常識とか、感情を司るところがあって、中心に向かうに従って「は虫類」になっていく。その「は虫類」の脳味噌部分にまで意識を下げていくことができて初めて、本質に迫ることができる。つまり本物のセックス ができるようになる。

  • 性行為とビジネスを絡めて最初は退屈だが、目を見て心を溶かす、テクニックだけに依存するなど、人生観に近い加藤鷹論がとても面白い。どの仕事でも相手への思いやりが大事だと思います。

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