推しが武道館いってくれたら死ぬ(1) (RYU COMICS) [Kindle]

著者 :
  • 徳間書店(リュウコミックス)
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感想 : 28
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感想・レビュー・書評

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  • この世界線に行きたい

  • このあいだアニメを一挙見して、やはり傑作と実感したので原作に手を出してみた。えりぴよ、原作の絵でもやはり美人。アニメでも黙っていれば…ではあったけど、ファイちゃんの騒々しさ(誉め言葉)がない原作は違う印象すら受けた。原作から入ったらどういうイメージを持ったのだか。

    推しを全力で推すことに躊躇がないえりぴよの行動は、共感はできないけどその想いは伝わってくるというか。特にえりぴよが推す舞菜はファンが少ない不遇な立場なこともあって、舞菜が出るか分からないイベントにも「行かないことを選んだ現場に舞菜がいた方が悔しい」と必ず自腹を切って行くその覚悟がかっこいいとさえ思う。誰の一番にもなれないと分かっているからこそ、一番推しを好きでいたいというくまささんといい、推しがいることの強さみたいなものを感じられるのが面白い。

    そして、アニメでも描かれていた舞菜とえりぴよのすれ違い。相思相愛なのにという部分より、舞菜は舞菜で考え方がちょっとずれていてアンジャッシュな状況になっていることにクスッと来てしまう。振る舞いが消極的だったり、言葉選びが不器用で塩な対応になること度々でも、だがそこがかわいいんだってなるえりぴよには完全に同意だった。

  • えりぴよさん達の生き様は推しをこれからも推そうという気持ちにさせてくれる……

  • アニメにて本作を知り、無料試し読み期間にてデジタル版を読む。アニメでもそうだったけれど、エピソードとしては短冊回が好き。舞菜がイベントでファンレターではなく、短冊を所望し、えりぴよさんが大量の短冊を書き、それがスタッフの手違いで舞菜に渡されず、そんな現実とは裏腹に、お互いに短冊や短冊の返事を待っている姿にキュンキュンするよ。アニメだと短冊が風に舞う描写がより印象的だったなあ。

  • 推しを全力で応援する姿がとても素敵です。
    アイドルも魅力的だけど何かに一生懸命な人はそれだけかっこいいと感じる。

  • 地下アイドルを応援する人々の思いと、地下アイドルとファンの通じ合えない恋愛模様が綺麗な絵柄とともに描かれていて面白い!地獄の真夏の待機とか追いかけてきた経験のある人なら分かることも多いはず!

  • 絵が可愛いのに残念すぎてそれがまた一周して可愛い不思議な漫画・・・地下アイドルの世界興味深い

  • アイドルとファンの百合。
    熱狂的なファンでファンの間で伝説的な存在となっているえりぴよとその推し地下アイドル舞菜を軸に繰り広げられる話は百合ものとしてもアイドルものとして何方も楽しめるように匙加減が絶妙でめちゃくちゃ面白かった。
    アイドル、性格の事情で塩対応になってしまう舞菜とそれでも折れずに応援するえりぴよの姿は、痛くて重々しい感じになりそうだけど、絵柄と話し運びの巧さとコミカルに描ける技巧がそうはさせずにライトに読めてかつ百合もの、アイドルものが調和し、何方も劣らず、損なわず物語として活きているのが本当に素晴らしく思う。

    えりぴよの「舞菜は私がいなくても何も思わないだろうけど私の人生には舞菜の1分1秒が必要なんです!!」はドルオタ的な台詞だけどそれに限らず心を熱く、響かせる台詞。

  • 予想に反してめっちゃかわいい。画面がかわいい。なのにとてもせつない。愛とか業とかそういったものが深すぎてせつない。
    おたくというか、なにかを一途に愛してしまうひと(そしてその愛に対して見返りを求めていないひと)にはとても共感できる。
    そしてアイドルがとにかくやわらかそうでかわいいです。

  • ドルオタのリアルが本当にリアルに描かれてます
    推しが端ドルの為、握手列は自分だけ…長く話せて独占出来る嬉しさと、何故みんなこの子の可愛さが分からないの!?という葛藤

    平尾ワールド全開の百合とシュールさも上手く相まった最高作品

著者プロフィール

8月30日生まれ。岡山県倉敷市出身。2007年に第2回龍神賞<銀龍賞>を受賞。受賞作『まんがの作り方』がそのまま「COMICリュウ」で連載化され、コミックス全8巻の人気作品となる。2015年~同誌で『推しが武道館いってくれたら死ぬ』連載開始。2020年にテレビアニメ化され、大好評を博す。2022年10月~実写ドラマ放送開始。現在は【COMICリュウWEB】にて大人気連載中。他のコミックスに短編集『4月1日』(徳間書店)『夏空に、きみと見た夢』全2巻(フレックスコミックス 原作・飯田雪子)『OとKのあいだ』『センセイと僕』(幻冬舎)『今日も渋谷のはじっこで』(祥伝社)『わびさび』(KADOKAWA)『青春の光となんか』(竹書房)がある。

「2022年 『推しが武道館いってくれたら死ぬ(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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