卯月の雪のレター・レター (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 『ココロ・ファインダ』ともまた違って5つアンソロジーとして紡がれているものの、著者の特徴とも言える「女子」を際立たせて描く物語には、玲美な輝きとそれとは対照的な儚さが宿る。
    各話に登場するミステリも、俯瞰して見たら些細なことかもしれないが、当事者である「女子」からしたらかなりの重力を伴って物語の主軸を担う。
    やはり、相沢先生の「女子」と「ミステリ」を絡めて作り出される世界には、気づくとすぐに惹き込まれているから不思議だ。
    お気に入りは「チョコレートに、躍る指」

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著者プロフィール

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。

「2022年 『medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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