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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (230ページ)
感想・レビュー・書評
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山口周さんの「クリティカル・ビジネス・パラダイム」に、「我々が認知的に生成しなければ、すべての問題は存在しない」という考え方の例で引用されていたため、興味を持って選んだ。
物語は、純粋無垢な主人公カンディードが、行く先々で様々な災厄や人の強欲・欺瞞に蹴倒されながら成長していく。セルバンテスのドン・キホーテを彷彿とさせる内容。「世界は最善である」と盲目的に信じ続けること、それ自体も幸せな生き方かもしれないが、さまざまな悪(軽く言うと改善点)をまずは認知して、克服していくことで、より高次の目的を達成することができる。コミカルで軽妙な物語のなかで、困難への抗い方を楽しく教えてくれる本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
王子カンディードは、ある日いたずらをして屋敷を追放され、世界中を放浪する旅に出ることに。大地震、戦争、幾多の危機を乗り越えた先に、彼はある一つの学びを得る。激動期だからこそ是非手に取ってほしい傑作冒険譚。
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