カンディード (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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  • 山口周さんの「クリティカル・ビジネス・パラダイム」に、「我々が認知的に生成しなければ、すべての問題は存在しない」という考え方の例で引用されていたため、興味を持って選んだ。
    物語は、純粋無垢な主人公カンディードが、行く先々で様々な災厄や人の強欲・欺瞞に蹴倒されながら成長していく。セルバンテスのドン・キホーテを彷彿とさせる内容。「世界は最善である」と盲目的に信じ続けること、それ自体も幸せな生き方かもしれないが、さまざまな悪(軽く言うと改善点)をまずは認知して、克服していくことで、より高次の目的を達成することができる。コミカルで軽妙な物語のなかで、困難への抗い方を楽しく教えてくれる本。

  • 王子カンディードは、ある日いたずらをして屋敷を追放され、世界中を放浪する旅に出ることに。大地震、戦争、幾多の危機を乗り越えた先に、彼はある一つの学びを得る。激動期だからこそ是非手に取ってほしい傑作冒険譚。

  • ・ひょんなことから主人公がお金持ちになってからの話がおもしろい。

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著者プロフィール

1694年にパリで公証人の息子として生まれ、20歳を過ぎた頃から83歳(1778年)で没するまで、詩、韻文戯曲、散文の物語、思想書など多岐にわたる著述により、ヨーロッパ中で栄光に包まれたり、ひどく嫌われたりした文人哲学者。著書に『エディップ(オイディプス)』『哲学書簡』『寛容論』『哲学辞典』などがある。

「2016年 『カンディード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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