驚くほど主人公がサイテーすぎて、たしかに時代も気の毒でその中で驚くほどの精神力で立ち直ったところは素晴らしいけど、それ以外が酷すぎてたまに読むの嫌になるくらいだった笑
こんなに主人公が嫌いになったことないかも!笑
メラニーが女神すぎることが際立った。アシュレもアシュレだなぁ。スカーレットのことが好きなのにメラニーと結婚した、それは時代だからしょうがないけど、その後嘘をつき通せないというか、スカーレットに弱味見せすぎでメラニー可愛そう。
レットバトラーは最初から魅力的に書かれてたけど、こんな風に南北戦争中南部にいてうまく立ち回った人もいたのかと驚いた。要領がよくて刺激的で陽気だったのに、なんでスカーレットみたいな酷い人に惹かれたのか不思議。世間の目を気にしないところが似てるからとはいってたけど、、アシュレのことで頭お花畑になっちゃうスカーレットに振り回されて、戦死したチャールズも、スカーレットのために黒人と北部に立ち向かったフランクも、レットバトラーもかわいそう。特にボニーちゃんが死んだ後がかわいそうすぎた。
5巻まで読んだから色々思ったことはあったけど、とにかく南部は戦争に負けて黒人解放された時、解放されてすぐ平和になったわけでもなかったんだなとおもった。
教養のない黒人が持ち上げられて選挙権とか得て、むちゃくちゃになった様がわかった。
スカーレットは周りの人のことを全然考えず自分の幸せのためだけに生きた。それは悪くはないと思うけど、他人を平気で騙して貶めて恨んですぐ癇癪をおこす、ほんとに手のつけられない人。
レットバトラーの本当の愛に気づいたのが遅すぎるし、それ以外の人の大切さに気づくのも遅くてほんとに何度も同じような過ちを繰り返して、馬鹿だと思ってしまった。子供たちもいつも怒鳴りつけられてかわいそう。
それくらい酷い世の中で若い女の人が頼れる人もいなくなって必死だったからなんだろう。でも思い出したけど、その前の平和な段階からサイテーだったなー笑
妹のスエレンからフランクを横取りして、フランクに不幸な思いをさせたり、アシュレも不幸だったし
レットバトラーはまだスカーレットに振り回されるだけではなかったけど、曲者どうしもっと素直になれば楽しく過ごせただろうに、やっぱりちゃんとコミュニケーションとらないとダメだなと学びました。
最後、ズタズタ最悪な状況なのにタラに帰るスカーレットはまだ 明日は明日の日が照る と考える。もはや笑うしかない、、ポジティブ!すごい!強い女!
全体的にキャラが覚えやすくて、時代背景も興味深く、面白く読めた。