魚河岸ものがたり(新潮文庫) [Kindle]

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  • 最初の章で主人公が謎の完結。だが各章にこの主人公が出て優しくて良い。淡々と物語は続いて優しい人間模様がも良い。最後はそんな理由なんだと静かにビックリ。なかなか綺麗な文書で良かったかも。

  • 人は生きる途中、方向転換せざるを得ない時がある
    これまでの道に思いを馳せ、これから先の道に不安を懐く。
    それでも人は生き続けることを求められる。
    たとえ過去がどんなに懐かしかろうと、前に進むしかない
    そういった人の道がかかれている。
    その中の一人、陶化堂の後妻の常子
    自分意思に反して後妻にいった。
    いつまでたっても懐かない継子七郎に思い悩むより、陶化堂という店を守って時がくれば七郎に渡す。
    それが自分の役割と心を決め生きていく。

    自分の幸せは、腹をどう括るかにかかっているように思う
    腹を括って生きて行く人々はとても潔い、と感じさせらた

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