それはとても速くて永い 新鋭短歌シリーズ [Kindle]

著者 :
  • 書肆侃侃房
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  •  大阪府より東京都に上京して勤め、人間関係の希薄な寂しさに耐える歌が多い。
     引用しなかったけれども、サボテンの他の2つの名前は、仙人掌と覇王樹だろうか。
     珍しく、つつましいユーモアの歌もある。女性の好意に気づきながら、応えられない、実行に移れない所がある。
     図書館に勤めるとあるが、会社員でなくても、僕には大都会暮らしはとても出来なかっただろう。
     跋で東直子さんが引く歌と、僕がノートにメモした歌と、全く重ならなくて、理由がわからない。
     あとがきの末近く、「きっともう大丈夫。切なくなっても大丈夫。」とあり、短歌の力を自覚した、常に短歌を意識する、歌人のようだ。
     歌集の題名は、時代相を表わすものと受け取った。

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著者プロフィール

・1982年大阪府吹田市生まれ・同志社大学文学部卒業・2008年より歌人集団「かばん」に参加・図書館スタッフとして長らく勤務・趣味は西洋占星術etc

「2015年 『それはとても速くて永い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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