蜘蛛ですが、なにか?(1) (角川コミックス・エース) [Kindle]

著者 :
制作 : 馬場 翁  輝竜 司 
  • KADOKAWA
3.76
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感想 : 15
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感想・レビュー・書評

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  • ~14巻
    地下編は、成長具合が楽しめたが、地上はまったく普通になった。

  • ちょっぴりキュートで毒(ナマモノ)に満ちた謎の漫画

    表紙を見ると顔が隠れた美少女とデフォルメ化された蜘蛛の画が。
    そして、こっちを突き放すように『蜘蛛ですが、なにか?』のタイトルが置かれています。

    謎です。

    店頭に置かれた際取ってみたくなる求心力は高いと思います。私も実際買って読んでみて、ハマりました。
    元がネットで最新話は一定期間内無料配信、大元のウェブ小説はもちろん無料で読めます、と相互で客層を流入させやすい構造になっているのも大きいですね。

    最近のメディアミックスのお手本と言いますか、正の相関というのはきっとこのことでしょう。
    あと、書籍版の小説の方はクオリティアップや新規展開が図られていますので見逃せません。
    一応販促として言っておくと、漫画はあくまで書籍版のコミカライズなので買って読んだ方がフルに楽しめるのです。三巻で再び触れられることになる「卵」のエピソードなどは書籍で追加されたものですし。

    で!
    児童文学などで擬人化されたアニマルが主人公に置かれることはそう少なくないとは思うのですが、ティーン向けで蜘蛛が主人公ってのはなかなかないんじゃないかな?
    「異世界転生」って最初に言っとけば、大体の説明はつくってのは便利ですが、もし馴染みの無い人が手に取ったとしても「胡蝶の夢」なり「グレゴール・ザムザ」なりの親戚とでも言っておけば格好はつく、んでしょうか?

    とにかく。
    改めて絵として置かれることで一体私は何の漫画を読んでいるのだ……って、時々我に返ること必至ですが。
    恐ろしいことに、この巻では冒頭や回想を除けば人型は強大な敵以外登場しません(この段階の主人公にとっては接敵=瞬殺なレベルのヒューマンなので即座に逃亡)。

    さらに敵は毒ガエルとかゲジゲジとか、一般的には不快な感情を巻き起こす敵が多いって言うのだから徹底しています(※ある程度デフォルメされてます)。

    でも、主人公はデフォルメ化されたことでどこか可愛らしい印象を読者に与えてくれるのですよ。
    この辺のデザインは書籍版を引き継ぎ、蜘蛛の複眼の内二つを大きく書いて、残り六つをアクセサリ的に配して人間味を出しています。
    その一方、線をシンプルに絞って生物的印象を排しつつ、挙動やフリーダムな表情、八本脚によるオーバーリアクションを加えることで漫画だけにコミカルさを増しているのですよ。アニメ映えもするかもしれませんね。

    巨大生物との対比や時間経過や焦りを感じさせるコマ運びは漫画ならではのものですし、やっぱり謎ポーズは見逃せません。
    あと、地味に好きなのが唖然とした大ゴマだったり。

    漫画は尺と労力の問題から駆け足になりがちですが、行動やフラグを統合したりして原作の情報量を圧縮しつつ、書籍より難易度を更に上げて緊迫感を上げています。

    読者は情報不足と情報過多のふたつに悩まされる主人公とシンクロして少しずつ達成感を覚えつつ、喪失と敗北感に打ちひしがれ、そこから立ち上がり続ける意志の強さを応援したくなると思うんです。

    事実上、漫画版唯一の登場人物(?)である“私”、彼女が好きになれるかにすべてがかかっているということで相当挑戦的。けど多くの人々に受け入れられているということでよかった。
    結局、私はこの最大の「謎」に魅かれてファンをはじめたのかもしれませんね。

  • コミカライズ1冊目▲女子高生だった私が目覚めると…何故か異世界で「蜘蛛」に転生していた!メンタル最強女子が生き抜く迷宮生存戦略‼▼かかし版のヴィジュアルが圧倒的に良い。蜘蛛子の「生き抜いてやる‼」は、コミオリのようだけど決意みなぎってます。「外道魔法」と唱えて、脚でヘキサグラムに大爆笑。レベルアップで体力全回復の凄さが良くわかりますね。そして、不味そうな表情がなんとも活き活きしている。最終ページは、原作イラスト、キャラクター原案の輝竜司せんせいのお手製でしょうか?蜘蛛子の違いが良くわかります(2016年)

  • 主人公のテンションがコミカル

  • 地道感がいい

  • 評判が高いということをどこかで読んだので読み始めました。
    絵柄はあまり好きなタイプではなかったのですが、読むと意外とはまる!
    毎回ピンチに陥ってそれをクリア!で話は前へほとんど進まないのに
    次を読みたくなる。

  • Kindle期間限定無料版にて。
    アニメ化されたようなので読んでみた。
    原作じゃなくてコミカライズのほう。
    なるほど。
    主役の声優、悠木碧が血反吐を吐くほどセリフをしゃべったとはこういうことか。
    ほぼ悠木碧しかしゃべってないとはこういうことか。
    なるほど。
    きつい仕事だな確かに(笑)
    まあおもしろいけど普通かな。
    うむ普通。
    せっかくだからアニメも見てみるか。

  • Web版で読破。続きが気になって仕方がない。

  • 面白かった、ワクワクしました‼️

  • 読んだのはweb版。主人公の進化の過程が面白いしだんだん化け物になってくる。話が進むとミスリードしてた事に気付いて、そこも面白い。

  • 2018/03/11購入・03/25読了。

    RPG蜘蛛編。人間と意思疎通できれば良いのに。

  • JKから蜘蛛に転生し、異世界でモンスターとして生きる蜘蛛子の話。


    異世界転生モノだが、モンスターとして、しかも蜘蛛として転生するやつだ。原作:伏瀬、漫画:川上泰樹、キャラクター原案:みっつばーの『転生したらスライムだった件』とかスライムに転生するやつはあるけど、個人的には蜘蛛子の方がおもしろいかな。


    twitterで「異世界転生モノはもういいんだよ」的なコメントみたことあるが、正直「生まれ変わって人生やり直したい」という欲求を持った人って結構多いと思うので、俺的にはそんなに違和感は感じない。特に無料小説を書いてる人間って、働いてない人とかいっぱいいそうなので、そういう小説をコミック化するんだから、そういう物語が特に生まれやすいと思う。「生まれ変わってやり直すんだから才能ある人間として」「生まれ変わってやり直すんだから今のスキルを引き継いで」と思うのも当然だ。


    蜘蛛子も蜘蛛に転生して驚いているが、それ以上に現状の受け入れ度合いが高いのが印象的。蜘蛛が食べるものって人間の味覚では受け入れがたいものだと思うが、吐きながらでも無理矢理食うのは、現状肯定感が異常に強く、同時に過去の状況への拒絶感が強い証拠のような気がする。食わないと死ぬという感覚を普通に持つのは、普通の人生を送ってる人には難しいと思うから。


    元々ひきこもりのゲーマーなので、スキルのレベルアップメッセージに突っ込んだり、独り言をぶつぶついったりしても違和感ない。特に自分でいろいろ考えて選択をし続けてるのは、ゲーマー特有だろう。スキルの表記を見て内容を推測したり、進化の候補を選ぶときにどっちのほうがいいかまじめに悩むのもゲーマー特有だ。そういう意味で、読者はゲーマー前提といっていいかもしれない。


    個人的に好みなのは、パーティを組まずに、蜘蛛という一個体として成長していく姿だろうか。いまどきのゲームはパーティ組まないと先に進まないし、大抵の物語で仲間を集めるが、これは今のところソロ狩りで成長してる。願わくば最後までソロで成長してほしいかな。RPGの醍醐味であるレベル上げをシンプルに追い求める感がいい。


    次巻が楽しみだ。

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