- Amazon.co.jp ・電子書籍 (88ページ)
感想・レビュー・書評
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なかなか面白くて興味深く読めた。
感性っていうのは十人十色なのはわかっていたつもりがこの本を読むと覆された。自分の考えは平均的な考え?でもそれに近いか遠いかだで人は安心する。かけ離れると理解しがたい!って思うわな。何が普通か何が良いかなんて何て確たるの無いと思う!けど、それがないと世界はどうなってしまうのか。世界わ小さくても私は理解できなくても理解しようと思う。本音で話して共存したいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても面白い。
よくコンビニを利用するが、これからは、彼女が主人公
の古倉に、彼が店長に、彼が白羽に見えるかも知れない。コンビニのシステムがよく分かる。客の描写がもう少しあっても良かったかも。 -
何をするにしろ「マニュアル」があると楽だ。
でも、生き方には「マニュアル」がない。
一般的に、主人公・古倉恵子はすごく変わった人間だと思われるかもしれないが、(全面的ではないにしろ)どこか共感できてしまう。
それは、誰もが「自分は社会の中で、どんなポジショニングを取り、どんな生き方をしていけばいいのか?」模索しているからではないだろうか。
何の迷いもなく、絶対的な自信を持って人生を送っている人なんて、そうはいないですよね。
第155回芥川賞受賞作。 -
世間に流されることなく、自分の主観で生きて行く主人公は、コンビニでしか働けなくなってしまった。超俯瞰から人間観察すると人間の行動はこう解釈できるのかと新しいい発見をした感じだ。しかし物語の主人公には幸せという概念はないのかもしれないが、世間的な幸福は訪れそうもない。
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救いのないホラーなオチだった。でも人間を高尚なものと思うから怖いのであって、はなから諦めていれば救いが感じられる終わり方なのかもしれない。
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前に話題だったので図書館で借りて読みました。
面白かったです(⌒‐⌒) 一気読み。会話文に「!」が多かったので頭の中は少々、騒がしかったですが。笑 「普通って何?」を直球で投げられた感じがしました。
「普通」って一番よくわからないですよね。これが自分なのに周りから普通にしなさいっていうの疑問ですよね。そうやって皆、形を整えられて大人になるんだと思います。主人公は自分を貫き通しててかっこいいと思いました。やってはいけないことをしない限り自分の生きかたで生きててもいいと思うんですよね。自分にとってそれが普通なのですから。
色々と考えさせられました(⌒‐⌒) -
「コンビニ人間」(村田沙耶香)[電子書籍版]を読んだ。これはいいね。
差別と偏見に満ち満ちた現在社会とそんな社会に取り込まれてしまっている自分に反省する。
『迷惑をかけていない私をほっといて!』という叫びは痛みを伴う記憶として私の中に今もまだ熱い筈ではないのか。
どうした、俺! -
結婚しなくても、就職しなくても、本人が決めた快適な生き方なら誰も何も追求すべきではない。そこから外れることが異常で、おかしなことだと決めつけるべきではない。みんな周りの人の傾向や話し方に少なからず影響を受けている。
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臨床心理士に勧められて読んだ本。アスペルガーの人の感性、世界観、考え方、学び方を知るのに最適だから、と。どの専門書よりもわかりやすかった。