ドッグファイト (角川書店単行本) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA / 角川書店
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感想・レビュー・書評

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  • 痛快な企業小説。
    世界を席巻するネット通販会社スイフト(アマゾンがモデル)と日本最大手運送会社コンゴウ陸送(ヤマト運輸がモデル)との激しい攻防を描く。
    少々、コトがうまく運びすぎな感じもするが、利益を上げるための激烈な労働環境の問題や、地方過疎の現実など、リアルに物語が進行していく。
    ラストも含めて、スイフト堀田貴美子のキャラクターが際立っている。
    難しいことなく、一気に読める。

  • ○マゾンと、○マトのサバイバルドラマが、痛快に描かれる。著者はロジスティック業界に精通しておられ、他にも同テーマ作品がまだある様ですね。 物流業界の仕組み、○マゾン強さの裏側、大手企業での新規事業の萌芽など、それぞれに読み応えあり。

  • 現実のAmazonとヤマト運輸を題材に、ネット通販企業と運輸会社の綱引きを描いたフィクション。ヤマトが配送時間帯の見直しをするってニュースが流れてすぐに読んだんでタイムリーだった。
    これ読んじゃうと数百円の小物をAmazonお急ぎ便で配送してもらうのが心苦しくなる。

著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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