- Amazon.co.jp ・電子書籍 (177ページ)
感想・レビュー・書評
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シリーズ4冊目、表紙がトリオ、扉絵はホラーに▲「鋼人七瀬は虚構である」という合理的な虚構の構築。殺人事件が起き「鋼人七瀬は実在する」という流れに▼『鋼人攻略戦準備』被害者が出たことでシリアス展開。一眼一足になると知恵が湧くのでしょうか?いくら何でも大鋼人七瀬…は吹き過ぎ『虚構を紡ぐもの』六花さん登場、回想シーンでも怖いホラー。現実では「岩永琴子の失敗」もやもやキョロキョロもんもんほ~っ。琴子エプロンと健康ランドのちらしを持って微笑む六花さんをみたら九郎の陥落も納得。セーラー服に吹いたのは秘密(2016年)
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確か無料公開されていたエピソードを目にしたことがあり、それでミステリが読みたくなった時に購入したと思う。それから年単位で経過した今今回ブクログに登録したのは、アニメ化を機に最新刊を購入して、そういえば登録していなかったと思い出したから。
4巻は6巻まで続く鋼人七瀬事件の中盤部で、現実を侵食し始めた虚構に対して虚構推理を積み重ねて解決を目指すさまが描かれている。
長編として味わいたいタイプの物語。 -
鋼人七瀬という虚構を具現化してしまうモニターの向こうの人の身勝手さ。というのは気分が悪くなる一方で、自分もそこに加担している可能性がないわけではなく。という事実が末恐ろしい。「死んだ人間が皆、化けて出てくるわけではありません。迷い出てこない方が、その人にとっては幸せでしょう」未練がない。というのも残された人間には切ないものがあるが、事実として、成仏してもらうことは本望ではある。「あなたはまともな世界だけを見て、生きるのを選んだ人です」その紗季さんと再開したのは必然か偶然か。