タダ読み( ´ ▽ ` )ノ
タイトルからしててっきりSFものかと思ったら、ぜんぜん違ってた(>_<)
1936年(日中戦争の一年前)、長崎から父母とともに上海に移民してきた少女ハルが、絵の上手い現地の少年(銀色の目をしている)シンと友だちになる話。
作者さんの祖母の話らしいけど、引き揚げ者の実体験。
(今もずっとその尾を引いている)日中国民間の差別・対立意識が終始フツフツとしていて、どうにもこうにも落ち着かない気持にさせられる作品(>_<)
当時の様子をよくよく調べ上げて描かれた(らしい)絵は緻密でとても上手(ちなみに、あとがきの書き文字もまるでペン習字のお手本みたいに上手なんで驚いた)。
今のところはまだ(かろうじて)小さな恋のものがたり風のほのぼのストーリーだけど、巻を重ねていくにつれ(特に開戦後は)えげつない展開になっていくんだろうな......(´ε`;)ウーン…
2023/11/10
#4660