仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方 [Kindle]

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  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • 仕掛けって面白い、こんな意図が隠されているとは

  • 行動変容を促すデザインに興味があり、本書を知った。

    著者は、ついしたくなるような仕掛けを仕掛学として学問化して、この本では、その考え方や事例を紹介している。
    まず新しい学問を作ることはすごいなーと思う。

    人が何に対して興味を抱くかを理解しておく必要がある、
    といっていた点についても興味深い。
    著者は工学が専門だけれど、著書に書かれているように、工学に加えて、心理学や行動経済学の知見がどのように組み合わせられて、効果的な仕掛けを実用化できるのか、また、景観や美しさの観点から、アート・デザインの分野とどう組み合わせ、感性的にも「不快」を生まずに行動を誘発する仕掛けにできるか、非常に興味がある。

    文化的側面についても触れていたけれど、
    一般的な効果が求められる課題、文化的な文脈で効果を発揮する必要のある課題など、時と場合によって違うと思うし、
    個人的には、世界の課題解決に応用するには、社会規範や教育レベルの異なる状況で何ができるかを引き続き学びたいと思った。

  • ここで出てきた事例は使えそう。

  • 仕掛けとは何か?

    事例をたくさんあげてくださっている。

    さらに、原理が体系化、発想法がかかれているので、自分で考えられるように説明されているのが面白い。

    先生のお話をきいたときに、仕掛けと、人間の癖を利用して強制的にそのことをさせてしまうというようなものではなく、「やりたくなるようにする」と言うことだというご説明をうけました。なので、仕掛けにしたがって実行してしまったあとに原理を聞いたとき、嫌な気持ちになったりしないようなものだという議論もありました。

  • 具体例豊富で分かりやすい。行動経済学のイメージが湧く本です。

  • マーケティングの本ではありません。行動観察の本かもしれません。学術的な本です。サラッと読めて面白かったです。分類のやり方は勉強になりました。出かけた時はあちこち観察して仕掛けを探してみたいです。Amazonプライムで読めました。

  • 思ってたんと違う。企画やイベントで世間へ仕掛けていくマーケティング本かと思ってた。狙いと違ったけど読み切ったのは、へーほーが多かったから。

  • 身近なところにいろいろな仕掛けがされていて、身近に感じながらサクッと読めてよかった。
    それ以外の選択もできるが、ついついしてしまう、したくなってしまうことが仕掛けであり、
    探しながら街を歩くと面白い。
    アイデアの考え方やアンテナの張り方がわかり、とてもよかった

  • とても新鮮で面白い内容だった。頭の柔らかさだなあと思った。こういう色んな発想ができる人でありたい。。

  • 最近、会社のカルチャーをどう表現するかを考えている。議論するうちに、日々に埋め込まれている行動や態度を取り出す作業にように思えてきた。であれば、どう埋め込むかを考えてみようと本書を読んだ。ナッジのほうが近そうだが、「仕掛学は行動の選択肢を増やす」という観点が気に入った。

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著者プロフィール

1975年大阪生まれ。大阪大学基礎工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。2004年より大阪大学大学院経済学研究科講師、同年、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校客員研究員、07年より大阪大学大学院准教授、12~13年スタンフォード大学客員研究員、17年より大阪大学大学院経済学研究科教授

「2019年 『しかけは世界を変える!!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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