エウレカの確率 経済学捜査員VS.談合捜査 [Kindle]

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  • 経済学捜査員シリーズの三作目。今作では談合を取り上げます。謎解きと人間関係描写の比重がほぼ等しく半々でバランスが良いと感じました。
    捜査二課と地検特捜部の駆け引きも読み応えがあったのですが、何より検察官が伏見真守にそっくりで、次作以降、似たもの同士による合同捜査、なんてことになったら大変に面白いと思います。
    そして「人事交流」で来日した中国公安部の女性捜査員が、経済学捜査に翻弄されながらも次第に伏見と心を通わせていく様子にはじんわりと胸が熱くなり、このシリーズの転換点になるのでは、と思わせるに十分でした。

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著者プロフィール

1985年神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワードの「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。’12年に同作品が日米韓で刊行となり、26歳で作家デビューを果たす。『エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守』は、経済学を絡めた斬新な警察小説として人気を博した。また’18年に『60(ロクジユウ) 誤判対策室』がドラマ化され、『20(ニジュウ) 誤判対策室』はそれに続く作品。その他の著書に『小鳥冬馬の心像』『法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで』『ため息に溺れる』『キリングクラブ』『第三者隠蔽機関』『本と踊れば恋をする』『この色を閉じ込める』『断罪 悪は夏の底に』『いたずらにモテる刑事の捜査報告書』『私はたゆたい、私はしずむ』『闇の余白』など。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む。

「2022年 『ゾンビ3.0』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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