でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―(新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • この本は被告人側の立場に立って書いているが、
    途中、真実はどうなのだろう?と気になった。
    この本が書いているほど被告人が「いい人」というわけではないと思うし、ニュースで言うほど「悪い人」でもないのだろう。

  • こういう事件があった事も知らんかった、、
    モンスターペアレンツ、、被害者ヅラした児童の両親が気持ち悪すぎる。
    虚言癖の酷い人間ってやっぱり自分にコンプレックスがあるか、常に自分が一番、常に注目の的になってないと気がすまんのやろうな。
    すっきりせぇへん判決やったけど、冤罪が認められて良かった。

  • 百田尚樹さん紹介の作品
    自己保身の社会現象、大きな渦に飲み込まれは悲劇

  • 教師によるいじめ事件はモンスターペアレントによるでっちあげ。
    裁判でもそのような認識だが、一部のいじめが認められた。
    市教育委員会でいじめの認定があったからではないかとしている。
    だけど、こうなると、学校側はいじめを認めない方向になるのではないか。
    また、調査もろくにせずに報道し、その後の展開にも関心を持たないマスコミ。

  • わが子が担任教師からいじめにあっているという両親と逃げ腰の校長にはさまれ、殺人教師にでっちあげられてしまう一人の教師を追ったルポ。報道は恐ろしい。

    校長がもう少ししっかりしていれば、こんなにもこじれなかったのでは。。。

  • 家庭訪問での言葉が人権侵害と疑われ、殺人教師事件となる。裁判になる前に教育委員会が体罰で停職6ヶ月となっているため、本当は体罰ではなかったかもしれないが、無罪にはならなかった。

  • でっち上げでここまで大事になってしまうことにびっくりした。当事者のその後が知りたい気がした。

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著者プロフィール

専門誌・編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。以後、様々な雑誌、webメディアへの寄稿を続けてきた。学校での「教師によるいじめ」として全国報道もされた事件の取材を通して、他メディアによる報道が、実際はモンスターぺアレントの言い分をうのみにした「でっちあげ」だったことを発見。冤罪を解明した過程をまとめた『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』で、2007年に「新潮ドキュメント賞」を受賞。他に『モンスターマザー 「長野・丸子実業高校【いじめ自殺】でっちあげ事件」』では、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・作品賞を受賞。他、『暗殺国家ロシア:消されたジャーナリストを追う』(以上新潮社)、『スターリン 家族の肖像』(文芸春秋)などがある。

「2021年 『ポリコレの正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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