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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (286ページ)
感想・レビュー・書評
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なんともいえない薄暗い雰囲気が伝わってくるような文章。特に折檻のシーンが恐ろしかった。
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「地図にない谷」藤本泉
元は「藤太夫谷の毒」というタイトルで、1971年の第17回 江戸川乱歩賞の最終選考まで行ったそうです(この年は受賞なし)。
1960年代?のどこかの田舎の集落が舞台です。「いきなり病」と呼ばれる突然死を招く風土病により人口減が続く原因を調査し始めたこの地の有力者の娘である主人公とその恋人。なぜか邪魔をする主人公の母親。数百年前から続く集落の因習、部族間の対立、個人の因縁と欲が暴かれていきます。
横溝正史の金田一シリーズのような舞台設定は良いですが、ミステリーとしてはもう一捻りして欲しかったと思います。
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