- Amazon.co.jp ・電子書籍 (171ページ)
感想・レビュー・書評
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シリーズ5冊目、こんなにH型鋼が活躍するなんて▲刑事の死により凶暴性を増す鋼人七瀬。嘘で真実を砕き、新たな真実へと変えるため琴子が組み上げた「四つの解決」▼『虚構争奪』「琴子&九郎」VS「六花」能力者によるリアルバトルだけじゃない!サイバー環境をも駆使した「今度は戦争だ‼」琴子が注入する毒には効果があるのか…『七瀬かりん物語』琴子が紡ぐ「薔薇を背負わせた物語」は、超理論もなんのその?九郎の殺され方がえぐくなり…六花さん、やはり存在がホラーです『おまけ漫画』落ち武者!貴殿の行く末が心配。粛清…(2016年)
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確か無料公開されていたエピソードを目にしたことがあり、それでミステリが読みたくなった時に購入したと思う。それから年単位で経過した今今回ブクログに登録したのは、アニメ化を機に最新刊を購入して、そういえば登録していなかったと思い出したから。
5巻は6巻まで続く鋼人七瀬事件の解決編の始まりで、鋼人七瀬と桜川九朗、黒幕と岩永琴子の対決が描かれる。その対決の第三者としての物語としての解説役、語り手として弓原紗季の目線で描かれている。
長編として味わいたいタイプの物語。 -
九郎がいかにして成り立ったのか。を、知ると恐怖に似た感情を覚える。一方で、九郎の胸中いかばかりかと考えるとそれはそれで理不尽ではあるし、孤独でもあるように思える。「知恵を尽くして、刃を振るい、一方で毒薬を注入していく」紗季の言葉は言い得て妙で、九郎と琴子というのは表裏一体の出会うべくして出会ったコンビなのではなかろうかと。